仕事で愛用しているギターは主にストラトキャスター。
両方共フェンダージャパンの70000円ほどのモデルで、
ブリッジをチタン材質のものに換えたり、フレット打ち替え以外は大抵自分でやってます。

最近、トーンポット(買った時以来オリジナルのまま)がガリってきたので
CTS製のものに交換してみたんですが、明らかに音がブライトになりました。
普段の演奏中、ほとんど触ることもないトーンポットですが、
フルテンの状態にもかかわらず音が変わる事を知ってしまいました。

そういえば、セレクタースイッチを交換する際に
配線材がなかったので、そこらへんに転がってたリード線で代用したりしたので
もうこの際、配線も全部なんぞで統一してしまおうと思って
ネットの海を漂ってみるとベルデンというメーカーのものがいいらしい。

で、サウンドハウスで買おうと検索すると
倍近くする(それでも1mで400円ほどだけど)ものが同じベルデン製で存在した。

それには「クライオ処理」とか「DCT」とか書いてある。
DCTといえば、ドリカム。クライオという言葉からはプリンターの「カラリオ」ぐらいしか
浮かんでこないので改めて検索してみると

http://www.mmjp.or.jp/ippinkan/News_Folder/dct_report.htm

③デュアルクライオトリートメント(DCT)

デュアルクライオトリートメント(DCT)処理は、私達が長年の研究により開発した独自の極低温処理技術です。まず、サブゼロ処理で分子レベルの物性を整えた 後、さらにクライオジェニック処理を施し、原子レベルまで完璧に物性を整えます。DCT処理とはSZT処理と、DCT処理の長所を組み合わせた、より効果 が高く熟成された極低温処理技術なのです。DCT処理が他の低温処理より優れる点は、原子レベルで部材を完璧なストレスフリー状態へと再配列できる事なの です。

DCT処理は、まず部材の熱を取り除く除熱工程(不活性ガス中で施工)から始まり、最終的には極低温の不活性液体の中に埋没させるのですが、この液侵工程(-196℃/77K レベル)極低温状態から、常温(20℃)まで部材を崩壊させずに、生還させる除冷工程にいたる述べ時間は、最低72時間を要します。これらの処理に関して は、国内屈指の熱処理会社(ISO9001、14001共に取得)や、極低温液の供給会社と技術提携をしながら行っており、町工場レベルとは根本に施術の レベルが異なります。もちろん、二重に処理を施すため、複雑な工程の管理技術のみならず、コスト負担も大きくなります。私達は工業の基礎技術研究の過程 で、これらの極低温処理が電子部品を含む一部の導体の音質改善に有効である事を発見し権利を登記したのです。

・・・・・なんかようわからんのやけども、一旦ものすごく冷却して戻したものらしい。

ケーブルにそういう処理したところで果たして音が変わるんだろうか・・と
「クライオ処理 ギター」で検索してみると以下のサイトを見つけた。

http://72thcafe.blog37.fc2.com/blog-entry-189.html

このブログのオーナーは同じストラトキャスターを使っている。
(モノはフェンダージャパンではないと思うが。。。。)

しかし、

…出だし1発目の音から違いましたよ!!!
明らかに音質に変化がありました。
どのPUポジションでも!

で、クランチにしてみたり、もっと歪ませてみたり、
アンプ直結でいろいろ試してみた感想。

「音に艶が出た。」
「音に潤いが出た。」
「音の立ち上がりがよくなった。」
「低音域では、音が鮮明になった。」
「高音域では、音の伸びがよくなった。」
「全体的に音がクリア(鮮明)になった。」

との事。
この方はすべての電装パーツをDCT処理してあるものに換えているので
ケーブルだけで頭を悩ませてる僕とは事情が違うのでしょうけども
これは惹かれるレポートではある。

しかし・・・・この世界にハマり込んでいくと泥沼になりそうな気もしています。
最後は自分の耳を信じるしかないんでしょうけど
「全部『自分が選んだ』いいパーツに交換してあるんだ!」という安心感と自己満足は
正直、他の何にも代えられない気もするんですよね(笑)

まあ所詮、数百円のもんなので、今回はそのDCT処理されたケーブルを買い、
ポットをすべてCTSに交換、あとはハンダをコーナンで買ったやつではなくて
ギターおすすめ、と言われるケスターのものを改めて注文してみました。

これらが到着したら、2本共これらに交換してみようと思います。

ま、その前に胆嚢摘出の手術が先ですけどねw