※2013/9/23追記
Juice Defenderのアップデートがすっかり止まっている件

※2013/5/29追記
au LTE端末での挙動、そしてJuice Defender Betaについてのエントリーはこちら。

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前回のエントリー「Juice Defender Ultimateの設定を攻略する。その1」の続きです。

前回の記事ではadvanceモードにしたら現れる4つのタブの2つである
StatusとControlsについての概要でした。
今回は残る2つである「Schedules」と「Triggers」についての説明です。

3.Schedules

 ■Schedule

ここではスケジュール機能を使うかどうかを設定できます。
enableにするとこれより下のオプションで設定したとおりに
定期的にバックグラウンド通信を行うようになります。

■Frequency

スケジュール機能を使用する場合の頻度を設定します。
5分、15分、30分、1時間、2時間の5つから選べます。

■Duration

通信が始まった際の持続時間の設定です。
15秒、30秒、1分、2分、5分の5つから選べます。

■Controls

スケジュール機能を使う通信の種類をここで設定します。
defaultで何がオンになっているのかはよくわかりませんが
customを選ぶと、data,wifi,syncの三文字が出てきます。
おそらくデフォルトではこの三つがすべてオンになっていると思われます。

■Night

ナイトモードをオンにするかどうかの設定です。
ただしこの設定はスクリーンをオンにすると破棄されます。
なので「寝ている間(端末がスリープ状態の時)」に使用すると思っていいでしょう。

■Start/End

ナイトモードをオンにする時間帯をスライダーで設定します。
設定範囲はとても幅が広く、23時間30分の設定が可能です。

■Adaptive start/End

Start/Endで指定した時間帯でもし通信が行われている場合に
ナイトモードの開始や終了を遅らせたりできる設定です。
スライダーで開始時間と終了時間の設定を行います。
それにしても、ここまで設定できるってのもなんか呆れてしまいますね(笑)

■Options

ナイトモードが開始された際に、機内モード、もしくはサイレントモードに移行するかを
ここで設定できます。サイレントモードの場合、バイブレーションの有無も設定できます。

■Peak

ナイトモードとは逆に一番使う時間帯「ピーク時」の設定をここで行えます。
enableにすると有効になり、内容をオプションで設定します。
オプション内容はナイトモードと全く同じです。

以下、Weekend(週末)では何曜日にスケジュールモードをオンにするかを設定でき
週末のスケジュール機能、ナイトモード、ピーク時設定を個別に設定できます。

一週間の動きがある程度決まっている人ならば、細かくバックグラウンド通信を制御可能です。
いやあ、それにしてもここまで設定できてしまうのはすごいですけど
これをきっちりと設定して使う人がいるのかはとても疑問ですw

4.Triggers

このタブの項目では、スマートフォン本体のイベントに絡んだ設定を行えます。

■Battery

バッテリーの残量次第で通信をオフにするかどうかの設定をここで行えます。
enabledにして有効にすると次項のBattery thresholdで残量を設定できます。

■Battery threshold

5%,15%,25%,35%,50%の5つから設定可能です。

■Charger

上記で設定した状態で充電器(及びUSB接続での充電)を使用した場合に
通信を再開するかどうかの設定です。
>90%をオンにすると充電が90%を超えるまで通信はオフのままになります。

■Screen

スクリーンをオンにした時に通信をオンにするかどうかの設定です。
enabledにすると次項のオプションとコントロールが設定可能になります。

■Options

上記設定が有効の際、もしバッテリー残量が少ない場合にどうするかの設定です。
オンにするとバッテリーが少ない場合には通信をオフにします。

■Controls

スケジュール機能と同じく、どの通信の際にオンにするかを選べます。
defaultで何がオンになっているのかはよくわかりませんが
customを選ぶと、data,wifi,syncの三文字が出てきます。
おそらくデフォルトではこの三つがすべてオンになっていると思われます。

■Traffic

通信量に応じて、バックグラウンド通信を制御するかどうかの設定です。
JuiceDefenderは通信量をモニターしており、定期通信やスクリーンオフの際に
通信が行われている場合に、その量をチェックして設定値より多いなら
そのまま通信を行うようです。
enabledにすると次項のTraffic thresholdの項目を選択できるようになります。

■Traffic threshold

low,normal,highの3つと、その下の5秒、15秒、30秒、1分、2分を組み合わせて
設定値を決定します。
lowは1KB/5秒、normalは10KB/15秒、highは100KB/30秒となっており
それぞれ選べる時間帯も変わってきます。
5つの時間帯は通信を継続させる時間と思われます。

■Apps

アプリケーションごとの通信制御を行うかどうかの設定です。
enabledにすると有効になり、細かい設定が可能となります。

■Configure

ここではinteractiveとconfigure appsのボタンがありますが
interactiveをオンにするとどうなるのかまではよくわかりません。
もしかしたら元々の設定値のまま通信を行う、という事なのかもわかりませんが
それならAppsをオンにしたあとにこの項目がなくてもいいと思うので・・・・

configure appsをタップするとインストールされているアプリ一覧が出てくるので
各アプリごとに設定ができます。

設定値の説明は
■do nothing ・・・その通り「何もしない」。なんの制御もしないという意味です。
■enable・・・・・アプリが起動している間のみ通信を行います。画面が消えるとオフ。
■enable/screen off・・アプリ起動中、スクリーンオフになっても通信を継続します。
■disable・・・・・通信を行いません。

アンチウィルスソフトなど定義ファイルを常に更新してほしい場合、
あとはLINEなどのメッセンジャーアプリやEメールなどプッシュ通知があるアプリは
enable/screen offで設定しておくとよいと思います。

■Location

今までWi-Fiアクセスポイントと接続した所を学習させて、
自動的にWi-Fi通信をオンにするかどうかを設定できます。

今まで接続した時間の多い順から、アクセスポイントが表示されていますが
「View」を押すと、地図が表示されてなかなかおもしろいです。

OptionsをタップするとTraining,Keep enabled,ignore,clearの項目が現れますが
Keep enabledを有効にすると、無条件に接続するようになり
ignoreだとたとえ範囲にこのアクセスポイントが現れても無視するようになります。
Clearは一覧からこのアクセスポイントを削除します。

このトレーニング、今のところあんまり効果、というか意味を感じませんが
これは僕がWi-Fi通信を常に手動でオンオフしているからかもしれません。

常にオンにしてる人は、外出時、例えばFONなんかは無視したい時などに
この設定が生きてくるのかもしれませんね。

さて、長々と説明してきたJuiceDefender Ultimateの設定ですけども
いまだ僕も最適の設定を見つけられてはいません。
ここまで設定できてしまうと、何がよくて何がアカンのかさっぱりわからないんですね(笑

実際、充電のアテがある所ではJuiceDefenderはオフにして使ってしまいます。
やっぱり通信オフ状態からの復帰に多少イラッと来るのが原因です。

あと、やっぱりどれだけ待機状態で通信をカットしても
触りまくればみるみる内にバッテリー残量は減っていきます。これ真実。

でも待機状態でいかに無駄な放電をカットするかは、
勝手にバックグラウンド通信しまくるスマートフォンにおいてやっぱり重要です。

それには、ここまで細かく設定できるJuiceDefender Ultimateは最適でしょう。

いろいろ設定して、JuiceDefenderのHelpにあるグラフ、
「JuiceDefender increased your battery life by」を見ると
何も使ってない時よりもおよそ○倍という表示がされています。
これを目安にして、「なるほどね」と安心するもヨシ。
スケジュール機能をオニのようにカスタマイズして、呼吸するかの如くの
バックグラウンド通信スケジュールを作り上げるのもヨシ。

これからの新機種、どんどんバッテリー持ちがいいのを出てくるのを夢見て
みなさん共にがんばろうじゃありませんか。