譜面用のタブレット端末を導入したのはコロナ禍真っ最中の2020年5月。
ノートパソコンを普段でも持ち歩いてるので「譜面だけ見れりゃええが」とあの当時でも旧型のSONY Xperia Z2 Tablet(2014年発売）を中古で入手して、ずっと現場で使っていました。
それ以前は紙ベースでの譜面管理してたんですが、ステージ終了後とっちらかってしまったり、管理が大変やったんす。
その顛末は当時の記事に残っておりました。
しかし、2014年発売のタブレット端末ともなるともはやアップデートが望めるはずもなく。
2024年現在、Androidの最新バージョンは14ですが、このXperia Z2 TabletはなんとAndroid5という化石っぷり。
最近ではYoutubeやHuluが「非対応です」と表示されるようになり、自分が使ってる譜面管理ソフト（Mobile Sheets Pro）も近い将来起動せんようになるんちゃうか、という恐怖。
さあ、現場について演奏始めるベって時に起動しないとか考えただけでも怖い。
てなわけで、色んなタブレットを物色してたわけです。
大抵、音楽系の人はでっけえiPad Proなんかを使いはるのですが、自分がiOSに馴染まない上にあれは高いんだ本当に。
12.9インチで18万円ぐらいするし、ただ譜面を見るだけではオーバースペック過ぎる。
ところがあの2020年当時。12インチ越えたAndroidタブレットは皆無といえる状況でした。
2022年あたりからLenovoやXiaomiを初めとする中国系企業が12インチ以上のハイスペックタブレットを発表しだしまして。
今ではLenovoの筐体をそのままNECが名前を変えて発売している状況です。
自分の環境としてはハーキュレスのDG305Bというタブレットホルダーをマイクスタンドに取り付けて譜面見るだけ。
そのDG305Bが最高12.1インチまで対応している、との事。
タブレットホルダーを取りだしてメジャーで計測・・・・したりなんやかんやしている内に色々と固まって来ました。
- 予算は5万円以内
- できれば現在のタブレットホルダーをそのまま使いたい
- メーカーのAndroidベースの独自OSではなく、ネイティブAndroidでちゃんとした日本語＆Playストア対応環境
この3つを念頭にあらゆる12インチ以上のタブレットを探しまくりました。
Lenovoの中国国内ブランド（Xiaoxin）のタブレットを輸入して、日本語のROMを焼けばOKみたいな荒技がネットに飛び交ってるのもAndroid界隈ならでは。
今回はそういう綱渡りせずに、でっかくなった画面で譜面が見れればそれでよいのだよ・・・
と、GEOオンラインストアでLenovo TAB P12 Pro（日本国内版：ZA9D0067JP）の付属品なしの中古を45300円で発見。
2024年現在はこれのエントリーモデルであるLenovo TAB P12が最新機種で5万円弱で出ていますが、これはデカすぎてダメなのでした。
Lenovo TAB P12 Proは今でも新品販売はしていますが、もともとキーボードカバーと専用ペンが付属して10万円ちょい。
でも、キーボードカバーもいらんしペンがあったとしてもお絵かきするわけでもなし。
何より日本国内版ってのがPlayストアを利用してアプリを使う上で最も安心。
プロセッサーもよく知られてるスナドラ870、メモリ8GBというかなりのハイスペック。
12.6インチという大きさが現在のホルダーにハマるかどうかが微妙でしたが、メジャーで計測した感じではギリいけんちゃうか？と。
左がずっと使ってきたXperia Z2 Tabletで右が新顔のLenovo TAB P12 Pro。
Xperiaのベゼルの太さに改めて古さを感じますが、譜面の大きさもほぼ倍になりまして何とも見やすくなりました。
懸念してたタブレットホルダーもほんまギリギリで固定させる事が出来て一安心。
新しいもんに触れて初めて気付く事がある。
さすがに10年前のタブレットは動作がモッサリすぎますね(笑)
フリック入力する際のモタつきがストレスに感じてしまいます。
これでAndroidのバージョンも13になり、指紋認証や顔認証にも対応するようになりました。
嬉しい誤算だったのが、このモデル、ノートパソコンの外部モニターとしても使えるってこと。
ノートパソコンでの作業の際、サブモニターとして使えるのは作業上めっちゃありがたいです。
それにしても本体だけやとしても異様に安い値段やったな・・・値付け間違えてたんちゃうやろか。
ベンチマークソフトで有名なAnTuTu Benchmarkでのスコアを比較すると・・
- Xperia Z2 Tablet・・・・・34000
- Lenovo TAB P12 Pro・・・720000
もはや旧ザクとサザビーぐらいの性能差があるな・・
譜面用に買ったとはいえ、せっかく新しくなったんやしなんぞ他の活用法（ゲームとか）もアリですね。
初めまして！Lenovo TAB P12 Pro＋Mobile Sheets Proで楽譜閲覧に使用したいなと、購入を検討中でこちらのページに辿り着きました。
私は楽譜を閲覧するだけでなく、修正などがあった際にその場で書き込みがしたいので、ペンで文字が書き込めるかどうかという点も重要です。
最近あたらしくAndroidタブレットを購入したのですが、文字の書き込みができず・・
Lenovo TAB P12 Proなら純正ペンを使えば文字を書けそうですが、ペンは使ってらしゃいますか？
＞紗那さま
初めまして。ブログ閲覧ありがとうございます
私、残念ながら付属品なしの状態でLenovo TAB P12 Proを入手したもので、純正ペンは使ってないのです。
ただ、家に転がってた電池式のタッチペンは問題なくMobile Sheets Pro上では作動しております。
個人的にこの修正モードではテキスト打ち込みぐらいしか使ってないのですが、参考になればと思いましてその際の動画を撮影してみました。
紗那さまの参考になるかどうかはわからないですが、一度ご覧になって下さいませ。
https://www.youtube.com/watch?v=RM52QRQ3XB4