今、住んでいる地域は大阪北部のもはや山側とも言える場所。
たいていは毎年1回、起きたら一面の雪景色で色々往生する時もありますが、ここ2年ぐらいはそれもなし。
この年末、めちゃくちゃ寒い日がありましたがその時も雪は降らず。
まだ1月の終わりなので、これからまだ寒くなるんでしょうな。
雪景色、といえば連想してしまうのが「二・二六事件」そして「西南戦争」です。
どちらも2月、そして歴史的な大雪の中で始まったというイメージがありますね。
2月が近づくと毎年これら関連の物を読み返したり、映像などを見たくなります。
226事件に関しては五社英雄監督の1989年「226」をそれこそ何度も見てます。
それより前の226関連の物はあんまり見てなかったなあ、と今回見たのは1980年の「動乱」。
健さんと吉永小百合さんが初めての共演って事で話題になったそうで。
こちらの登場人物は「226」とは違い、すべて架空の人物となっています。
事件に至る経緯・心情はこちらの映画の方がよく描かれてるんではないでしょうか。
あと、吉永小百合さんはやっぱり美人(笑)
226事件の青年将校達や、西南戦争での西郷隆盛以下の私学校党の若者達、そしてあと2話を残すだけになった「麒麟がくる」での明智光秀の描かれ方もそうですが「やむにやまれず暴走してしまった」という歴史は繰り返されるもんなんでしょうかね。
気持ちの純粋さ、という面では少し共感出来つつも、結局はテロリズムに走って潰されてるのは歴史が証明済み。
過去の歴史から学べる事というのは本当に多いな、と思いつつも
緊急事態宣言の1カ月後には必ず事態を改善させる根拠は、と問われたら「決意」などと言うてしまう現首相を見て
「天長節までにインパールを落とせ」と牛や馬を連れて山を越えさせて、腹が減ったらそれを殺して食えと言うた牟田口中将となんも変わらんがな、と嘆いてしまいます。
「気合で日程がなんとかなる」という精神性がいかに無謀なのか、あんな敗戦を経験してもなんも学べてないのでは。
そして「あんなリーダーじゃだめだ。もっとリーダシップのあるリーダーを!」と我々が騒ぐのもちょっと違う。
そうやって選挙で出てきたのがあのアドルフ・ヒトラーだったって事も忘れちゃいけませんわね。
最近ではトランプってなんかややこしそうなおっさんがおりましたが、あれも民意で選ばれて出てきたわけですし。
こんな時だからこそ、ヒステリックにならずあくまで冷静に、を貫こうと思う所存です。
誰かが何とかしてくれる、と依存する気持ちの隙を突かれてエライ事になったという歴史は山ほどありますが故に。