「ヒトカラ」=一人カラオケという言葉があるように
「普段一人では行かない、もしくは行けない」という所に
あえて一人で挑む、という行為。
今日はその内の一つである「一人焼き肉」にトライしてきた。
焼き肉、というものはなんとなく淫靡なイメージを叩き込まれている団塊ジュニア。
ホット・ドッグ・プレスなんて雑誌には平気で
「焼き肉をOKされたら間違いなくヤレる」的なキャッチが飛び交ってたぐらい。
焼き肉屋に行ってアベックを見かけると「ああ、もうヤッてんだな」と
頬を赤く染めてた事もあるティーンエイジの頃。
とまあ、もちろん今までは焼き肉屋って所には
大勢、もしくは最低でも嫁さんと二人というユニットでしか行った事なかった。
あと「コスプレ焼き肉」ぐらいか、特殊なシチュエーションというのは。
ということで今日、某焼き肉チェーン店に一人で行ってきたわけです。
店入る時に外から見える家族連れとカップルの軍団。
「いらっしゃいませー、何名様ですか?」
「ひ、ひとりです」
若干、声がうわずってたかもしれない。
「こちらへどーぞー」
おい、なんで6人テーブルになんか案内すっかな。
しかも座敷席。
テーブル席あるやん、囲まれて見えないような。
これは公開いじめですか?
手早くウーロン茶といくつか肉とご飯(大)を頼んだ。
肉が来た。
焼いた。食った。うまい。
焼いた。食った。うまい。
・・・・・・・・・・
ごはんまだかいなおい。
「すんません、さっきご飯頼んだんですけど」
「あ、はーい。すこしお待ち下さい。」
焼いた。食った。うまい。
焼いた。食った。うまい。
・・・・・・・・・
おい・・・・・・
「ピンポーン」
「はーい」
「なあ、ねえちゃん、さっきからメシ持ってきてくれ言うてんねんけど。
ないんやったらないって言えや」
「は、はい。少しお待ち下さい」
焼いた。食った。うまい。
・・・・・・・・・・
肉、なくなった。
「すいません・・・・・」
「あ?」
「その・・・・・ご飯品切れなんです・・・・」
「先言えやボケ!!!!!!!!(怒声)」
車で来とる上に元から酒飲めない。
そんな人間にご飯ないってどういうことやねん。
最初に頼んだ時に言うとけば、店もでれたやないけ。
そんな「一人焼き肉」初体験。
本当に肉だけ食べて終わりました。
嫌がらせだよな、うん。これは絶対に嫌がらせだ。
でもね。
一人黙々と喋らずに肉を焼いて食う、なんて体験とても新鮮だったな。
普通、誰かと喋るのが必須やもんね。
次に行くときはご飯があるかどうか最初に確認しよう。
{帰ってお茶漬け食べました・・・)