同世代の人間の訃報は本当に色々と考えてしまいます。
僕等の世代でゲーム好きならば彼の名前を知っているのではないだろうか。
飯野賢治氏。ゲームクリエーターという職業のハシリの様な方である。
高血圧性心不全の為に42歳という若さで亡くなってしまった。
5日前にボストンにいる、というツイートをしていたのを見ていたから
ネタだろう、と思ってたんですがまさか本当とは・・・・
寒いなぁと思ったら0°Cだった。@ボストン pic.twitter.com/NyTZimrr
— 飯野賢治 Kenji Eno (@kenjieno) February 16, 2013
http://www.47news.jp/news/2013/02/post_20130221212400.html
人気ゲームソフト「Dの食卓」などで知られるゲームクリエーターの飯野賢治さんが20日午後9時42分、高血圧性心不全のため東京都内の自宅で死去した。42歳。東京都出身。
高校中退後、ゲームソフトの会社を設立。1995年に発売したミステリーアドベンチャーゲーム「Dの食卓」は海外でも人気を集め、約100万本を売り上げる大ヒットとなった。ほかの代表作に「エネミー・ゼロ」。美しい画像と高いストーリー性のゲームを手掛けた。
僕自身、Dの食卓はプレイしていない。
3DOなんていうハードを買うほど余裕がなかったせいもあるけれど
ゲーム雑誌では何かと目立つ発言の多い人だったので
いつも記憶の片隅にいる人だった。
Twtterをやってるのを見つけて、フォローしたんだけど
最近は音楽活動が主だったようで、楽しそうだなあと思ってた所なのに・・・
彼の手がけたゲームでプレイしたのは「風のリグレット」のみ。
ハードは懐かしのセガサターンだったっけか。
画面になにも映らず、音だけで楽しむというある意味前代未聞のゲーム。
菅野美穂、柏原崇、篠原涼子という豪華キャストで
川のせせらぎの音とかがものすごくリアルだったのを覚えている。
ヘッドホンつけて電気消してプレイして、想像力をフルに働かせながら
ゲーム世界に没頭しようとしてたなあ。
確かに昔はかなり太ってて、「不健康そうだなあ」とは思っていたけど
最近の写真ではかなり痩せてて、いわゆる「イケメン」という感じになってたはず。
それが高血圧性心不全で急死、なんてほんと人生って何が起こるかわかんないもんですね・・
ひとつ年上の人間がこういう亡くなり方をするのは
自分にとって「やっぱりもう若くないんだなあ」と自覚せざるをえません。
彼にも確か二人、お子さんがいるはずなんだけれど
同じ家族構成である自分と置き換えてしまうと、
やっぱり色んな意味で無茶はしたらいけないんだなと思いますね。
自分も色んなバランスとりをもっと徹底せねば、と強く思いました。
飯野氏のご冥福をお祈り致します。