前日のエントリーで同世代の人が突然亡くなる、ってのは
いろいろと考えてしまう、って書いた矢先にえらい経験しました。

仕事から戻り、風呂に入ってゆっくりしようといつもの様に湯船に浸かりながら
本を読んでいたんですけども、どうやら知らない内に寝てしまってたようで。

今までもこんな事は何度もあるんで、特に何も思わなかったんだけども
「あ、いかんいかん」と湯船から出て洗い場に腰を下ろすと
一気に血の気が頭から引いていって、視界がぼやけてきた。

「あれ。これはほんまにいかんぞ・・・」と思って
何度も息を吸ったり吐いたりしたんだけども、視界のぼやけは消えず
血の気が引いた感覚もそのまま。

これは横にならなければマズイ気がする、と風呂から出ようと
立ち上がって部屋に向かおうとしたら、足が前に出ない。
娘が「おとーしゃーん、何してんの?」とこっちに走り寄ってくるのが見えた。
「あかんあかん。お父さん、今からそっちに行くから・・」と
口にして、部屋に向かって足を出そうとしたら、一瞬意識が飛んで
次の瞬間、床におもいっきり顎を打ち付けた衝撃が。

前にまっすぐ倒れてしまったようです。
娘を巻き込むことなく、そしてどこにも頭をぶつける事なく
顎と鎖骨部分を打ち付けただけ、という事が本当にラッキーだったと言わざるを得ません。
「大丈夫大丈夫・・」と口にしてたものの、身体が思うように動かんのです。
硬い床に突っ伏してそのままもぞもぞしてるだけ。
娘は横に立ち尽くして、何が起こったのかわからんかった・・というよりも
お父さん遊んでる?みたいな感じでいてくれたのが本当によかった。
びっくりさせてしまうのもいかんでしょうしね。

物音に気づいた嫁さんが、すぐに来てくれて
うつ伏せに倒れたままの僕に数枚タオルをかけてくれました。
こういう時に図体がでかいと動かせないしどうしようもない(嫁談)ので
これはもう仕方がありません(笑)

そっから5分ぐらいしたら、徐々に身体が動かせるようになってきたので
這いつくばって布団まで移動。
持ってきてくれたお茶を飲んで、服を来てそのまま眠りにつきました。

後から調べてみたら、お風呂で寝てしまうという事は
眠ってるんじゃなくて、失神しているのと同じ状態なのだそうです。

お湯につかると血圧が上昇するんですけども、しばらくすると
体温が上がりすぎるのを防ぐために血管が拡張して、次は血圧が下がるんだそうです。
これで脳の虚血が進んで、立ちくらみみたいな症状を経過して気を失うそうな。。

自分は若い時から44℃というすこし高めのお風呂が好きで
今回もその温度で入ってたんですけど、それで寝てしまったのがまずかったのかも。
というか、もうそれに耐えれる若さではない、という事なのかも知れませんね。

それにしても、家で一人でいる時にこの状態に陥ったりとか
倒れる時に頭を打ったりとか、娘を巻き込んだりとか
色んな事を考えるとゾッとしますね・・・・

今回は全ての要素がいい方向に働いて、アゴが痛いというだけの結果で
ラッキーだったんやなあと思うことにします。

んで、お風呂もぬるめにして本も持ち込まないようにしろっていう
どこからかのお告げなのかも知れませんね。

あー、しかしほんま死ぬかと思ったわ。