アコギ関連の機材に関してはZOOM A3を購入して以来、約4年ぶり。
前から「あれば便利そうやなあ」とぼんやりとチェックしていた機材を今回購入しました。
それがTC-Heliconの「Play Acoustic」です。

これは一時、ルーパーを買おうと色々物色していた時に見つけていた物。
もともとTC-Heliconは声関連のエフェクトを中心に開発しているメーカーで、この「Play Acousitic」は声エフェクト+アコギ用エフェクト、そしてルーパーの3つが1つになった商品。

これを導入した一番の目的は「入力したギターコードで自動設定されたキーで声にハモリをつけれる」という機能。
GEKOでヴォーカルのバックでギターを弾いている際に「合いの手コーラス」が発生する時があったんですが(例:ホテル・カリフォルニアなど)その時に、1声やとなんか間抜けやなと(笑)

実際、その精度がどんなもんなのかを実物を触って確かめたかったんですが、これがまたどこにも置いてへんのよ。
なので、もうええわ買うてアカンかったら売ろうと(笑)
なかなかの冒険ではありましたが、実際に触ってみてなかなか精度がよくてびっくりしました。
声専門でやってる、というのはやはりダテではなかったですね。

ダイアトニックコード内なら何の問題もなくコーラスが綺麗につくやろ、とは思ってましたが、A→Aaug→D→Dmみたいなコード進行でもきっちりとコーラスが追従するのは本当に驚き。

アコギ用のエフェクトは単一の設定しか適用出来ない、とマニュアルを前もって読んでたので、アコギはZOOM A3で経由、マイクはこのPlay Acoustic経由にしてZOOM A3のパラアウトからPlay AcousticのGuitar inにコード検知用として接続するつもりでした。
が、製品が届いてファームウェアを見ると最新じゃなかったので、アップデートしてみるとなんとアコギ用エフェクトもそれぞれのパッチに保存出来る様になってました。

なので、各ハーモニーパッチをコピーして、アコギのリバーブ深め浅めの2つずつをプリセットに並べて対応。
但し、ZOOM A3にあるアンチフィードバックスイッチや音量ブーストスイッチみたいな事が出来ませんし、グローバルなEQなんてのもないですから細かい音作りが必要な現場ではやっぱり2台必要になりそうです。

弾き語りとかGEKOみたいな「ブーストしてソロを弾かなくて良い」場合はこれ1台で済むように!
いやあ、これは誤算でしたね。
しかもルーパーも1トラックですが付属してるので足元はこれ1台で良いって事です。

プリセットバンクは500まであるので、まず一杯になることはあらへんでしょう。

後はどう使いこなしていくか、って部分ですが、これはこれからの各現場での試行錯誤が始まります(笑)
いやあ、良い買い物だった!