前にブログで書いた様に15年使い続けたGT-8からエフェクトシステムを乗り換えました。
今では色んなメーカーからすんごいのがいっぱい出てますが選んだのはこいつ。
MOOER(ムーアー)という中国のメーカーのフラッグシップ機、GE300。
MOOERは2014年に設立したばっかりのメーカーでここ最近はアンプまで発表し始めてますが、いかんせんエレハモと裁判して負けた、とか曰く付きも多い所。
これらのペダルを解析したところ、プログラムに「このプログラムの著作権はエレハモにあります」という一文が残っていたため、盗まれたことが分かったとのことです。
これがホンマやとしたらなかなかマヌケというか大ざっぱというか・・・と思いつつも、ギター本体の音を取り込んで利用出来るという「トーンキャプチャ」を採用しているのは、2020年時点でこのGe300のみ。
会社のモラルを問えるほど自身のモラルは潔白なのか!と心に問うてみても
「・・・ううん」としか言えません(笑)
あえてずっと使ってきたGTシリーズの最新機GT-1000や、Line6のHelixという安全パイを取るよりも、ここはその新興メーカーの勢いっちゅうもんに乗ったろうやないかい、とコイツを選びました。
こうして左右新旧並べながら、なんとか最低限の仕事で使うパッチを作ってたのですが、なんせ15年というデジタル・ブランク。
音の作りやすさは圧倒的に新しいGe300の方がやりやすい。
けども、数曲で使ってたインテリジェント・ピッチシフターやシタール・シミュレータがGe300には入ってないのがちょいとこの先どうしようかいね、という部分ではあります。
家である程度エディットしてから、スタジオに入って大音量で確認。
そして、本日初めての実戦配備となりました。
とりあえずは50’s-60’s用のパッチのみがGe300内に配置されたという事です(笑)
会場はスペース・ジオン(旧京都ケントス)でアンプはJC-120。
15年間、ずっと同じエフェクトを使い(踏み)続けてきて、今回一番変わった事はボタン配置。
GT-8の場合、右上にバンクの切替スイッチがあり、パッチ切替×4とCTRLが右端という配置に対して、Ge300は左端2段がバンク切り替えで、下段パッチ×4の上段CTRL×4。
例えば、今まではバッキング用の音からブーストしてソロ用の音に移行する場合には、下段右端のCTRLを踏めば良かった。
それこそこの15年間、ずっと「右端のスイッチを踏めばソロ用」というのを右足が繰り返してきたわけですよ。
が、Ge300はCTRLは全て上段。いちおう上段の右端に同じ様にスイッチを配置しましたが
どうしても下段の右端に足が行ってまうんです・・・・
で、パッチ4の音が出てしまう、という事を数度やらかし。
あとは旧GT-8は現在のバンクを示す表示が赤色のセグメントLEDでしたが、Ge300はカラー液晶表示の中。
しかも黄色バックの黒文字。
これは見にくい(笑) というかこれは慣れろ、って事ですわね。
写真の左側には先日導入した声用のエフェクト、Play Acoustic。
デジタル機器の進化で、今までは3声のコーラスをするには3人の人間が必要だったのが、一人で出来る様になりました。
このエフェクトが世に出たのは2014年だそうで。
演奏している音楽はそれこそ50年代の曲とかが多いですが、この2台の最新デジタルテクノロジーを駆使しつつ、これからもコイツらの設定を追い込んでいこうかな、と思います。