我が家にはいつからか思い出せないけど、YAMAHAのベース、MB-Ⅲが転がっている。
きっと誰かが持ってきたまま置いていった、とかなんかと交換したか定かではないけども、ずっとある。
自分はギタリストなのでライブなどで使うわけもなく、自宅録音の際にちょこっと弾いた覚えがある程度。
それがいつからか弦が外されたまま放置、という状態になっていた。
せっかく家にあるのなら、使える状態にしようじゃないかという思いつきで分解を開始する。
裏蓋を開けるとこういう状態。
ピックアップが2つで2ボリュームって事は、それぞれのボリュームとマスタートーンなのかなあと思ってたら、
コンデンサがポットに1つだけ付いてたので正解だったという事。
とりあえずこのポット類、ジャックを全て新品に交換してしまおうと。
どうやらいつも使ってるポットよりかなり小さめやなあ、と調べてみたらミニサイズってのがあるんやね。
250Kのミニポットを3つオーダー。
カーブは自分の好みでBカーブに変更。(つーか、使い勝手はギターとはまた違うはず)。
コンデンサはようわからんのでとりあえずよく使ってたオレンジドロップの物を。
【国内正規品】 MONTREUX モントルー SPRAGUE製コンデンサー Selected Parts/Sprague Orange Drop 716P 0.022uF 400V[880]
このベースに付いてるピックアップはYAMAHAのオリジナルで「B HEART Ⅲ」というハムバッキングPUのようで。
この形のリプレイスメントPUなんてきっとないやろしなあ、とテスター当ててみたらちゃんとPUは生きてる様子。
配線もPUにそのままハンダ付け出来るように設計されているので、配線だけを取り替える事にした。
パーツが届く前にまずは導電塗料を塗り塗り。
裏蓋のアルミシートはとりあえずナシで1回組んでみる事にする。
各ポットに付いていたノブも1つが欠落していたので、3つともオーダー。
それなりに劣化してるし見た目も悪い。ゴールドパーツは個人的にあんまり好きじゃなかったり。
SCUDのメタルノブの黒をチョイス。
2ピックアップで1トーンという事でジャズベースの配線図を参考に配線していく。
なるほど、フロントとリアのバランスをそれぞれ独立してコントロール出来るんか・・・
とりあえずクライオ処理済みのベルデンで配線完了して、ミキサーに接続。
ピックアップをドライバーでコンコンしてみるとちゃんと音が出ている様子。
弦を張って、ボリュームノブを取り付けた図がこちら。
うん、やっぱり黒のノブのほうが落ち着いて見える気がする。
本当はエリクサーのベース弦を張りたかったんやけども、ショートスケール用のエリクサー弦はない模様。
なので、ダダリオの弦を購入。
ちゃんと音が出るようになったし、ガリもなくノイズもなし。
しかし、どうも弾きにくい、というか比較の対象がないだけにようわからんのよねベースって(笑)
これ、もしかして弦高が高いんちゃうか、と調べてみると12Fで標準的な高さは4弦側で2.5~3mm、との記述発見。
いやいやいや・・・・12Fで6mmぐらいあるんやけどこれw
ネックも反ってるっぽいしトラスロッド回そう、と工具を探しましたが、どれも入らず。
なのでSCUDの互換レンチを発注、して本日はここまで。
あとは弦高とオクターブチューンやなあ。