先月あたりから第3土曜日のスペース・ジオンはGEKOコンビでギター・ベースとしてイエロー・ジャケッツ・オールディーズライブに参加、という事が定着しつつあります。
これはしばらく続く予定。
Tideでのライブは機材の持込が多いために、自分ちに集合してから1台で向かう事が多いのですが、今回は自分らプラス、コニー姐さん(ブログ)がヴォーカルという偶然も重なりまして、ピックアップして3人でスペース・ジオンに向かう事となりました。
実は通り道にそれぞれお二人の家があるんですな(笑)

年の割にあんまり悲壮感というものを持ち合わせていない3人なので、そらもう行き道から車内はにぎやかですわ(笑)
本日のライブの段取りだとか、ちょっとした昔話であるとか、共通の友人達の近況であるとか話は尽きない。
最近、めっきりと集まる機会がなくなったFAUN TIME(サイト)でも、大抵運転・送迎担当なので行き帰りのお喋り時間は楽しい。
そういや、東京往復の仕事からもう2年近く経つんだっけ。

東行 ― 初めてマイカーで東京へ向かいました

スペース・ジオンでのライブもなんとか無事に終わり、3人とも帰り道に「あー腹が減った」と。
コロナ禍の営業自粛以降、あちこちの飲食店の閉店時間が早まってしまった。
ライブ終わりの食事の選択肢は極端に少なくなってしまったわけですが、滑り込みで丸源ラーメン京都南インター店へ。

味玉肉そば(肉ダブル)+餃子とごはんでおなかいっぱい。
そこからの各自の家への帰り道もなんとまあにぎやか。

「そういや昔って演奏終わりでそのまま海に泳ぎにいったりせんかった?」
「ああー行った行ったww そして夕方帰ってきてまた演奏とかあった」
「ようあんな事やってましたよねw」
「ラーメンにしたって『今から天理ラーメン行けへん?』ぐらい余裕やったよなあ」

と、そんな話をしながら、果たしておっさんおばはんになった今はそこまでの気力・体力ってあんのやろか?と。

スペース・ジオンから彩華ラーメン本店までは約50km。下道で2時間弱。
なるほどな、頑張れば行けない事もない。
23時にジオンを出たとしても、到着したら1時過ぎ。

しかし、若さと共に失った物は「ラーメン食った後」の事は考慮しない、という向こう見ずさであろう。
天理から大阪まで帰る事を考えると、とてもじゃないが無理!
今思うと、あの何も考えてない感こそが若さの象徴だったのかもしれない。

友人のギタリストは若い頃、女性を口説く最終段階(いわゆるあとひと押し、という場面)で
「とりあえずここまで来たら明日起きてから考えよう?
というものすごいセリフを多用していたそうだ。
もはや投げっぱなしのジャーマンどころか、投げっぱなしのドラゴン・スープレックス並みのフィニッシュ・ホールドである。
きっと翌日起きてから何も考えなかったとは思うけども、この向こう見ずさはもう我々の手には戻らないのであろうか。

そんな事を考えながら、彩華ラーメン(屋台)の営業時間を見ると午前0時までになっていたのでありました。
なんでえ、たどり着いても閉まってるじゃねえか。
時の流れと共に、みんな体力も気力も営業時間も少なくなるんじゃろね。