さてさて、過去に鼻息荒くエントリーを書いたのに、すっかり日常に流されてまして、
先週あたりまですっかり忘れてたこのCDをようやく聴くことが出来ました。
EMI商法の極み、とも言う今回のこの「完全版CD」の発売。
当時「GIGS」は限定10万枚の発売で即完売。
しかも当時はCD自体がまだあんま出まわってなく、これのCDが出回ったのが少なかったため
一時は10万円を超える値段が付いてた事もありましたねえ。
自分は高校生の時、なんも考えずに普通にレンタル店で借りれましたけど(笑)
さすがに解散後しばらくして再発されたので、普通に手に入るようになりました。
この「GIGS」はまだギター弾き始めの自分にとってはまさにバイブルでした。
頭から最後までバッキングのアルペジオパターンまでが身体にしみこんでいるので
今回の「完全版」がとても楽しみでもあったのです。
さて、まずは「プロローグ」「Bad Feeling」「Rouge of Gray」までは
当時の「GIGS」と全く同じテイクの武道館公演から。
しかし当時オーバーダブされてたキーボード類は一切省かれ、
各楽器もリマスタリングの賜物なのか、とてもはっきり聞こえるようになってます。
あと、歓声のバランスも異様に大きくなってます(笑)
続く「Blue Vacation」からギターのオブリや歌詞の違いなどから
当時とまったく別テイクなのがわかりました。
今回の「NAKED」は武道館公演からのテイクのみでオーバダブを省く、という触れ込みは
どうやらそのまま守られたようです。
公式音源としては初の発売となる「Just a Hero」収録の
「Welcome to the Twilight」のライブバージョンが一番楽しみだったのですが
さすがは布袋氏、キーボードレスの編成でも非常にうまく料理していました。
ギターソロの後半のブラスが入ってくる所なんて、どうすんのかなあと思ってたんですが
うまくオクターバーを駆使して乗り切る所がめちゃめちゃスリリングです。色んな意味で(笑)
収録時間ギリギリの79分間で発売された今回のCD。
MCがほぼすべてカットされているので批判もあるみたいですけども
そこはEMI、あと10年したら「映像が発掘された」とBOXセットを出してくれる事でしょう。
その時を楽しみに待ちたいと思います。
P.S.
hikaru君、色々とありがとうでした。