長女から「お友達とナガシマスパーランドで遊びたい」という申し出を受けたのは昨年末。
ここから120kmの三重県桑名市に位置するナガスパ。
さすがに電車に乗って行っておいで、てのはちょっと心配やのうと。
学校もあるし日程的に日曜しか無理、そして絶叫マシン大嫌いな長男は絶対に行かないだろうって事で、親父一人での引率になりました。
土曜日のジオンでのライブを終えて帰宅して色々とやった後、3時前ぐらいにはベッドに潜り込みました。

まだ夜が明け切らぬ7時前に長女とお友達を乗せて出発。
寝不足時の運転は空腹にしておかないと眠気がヤバいので何も食わずに車を走らせる。

後部座席ではテンション高く、ガールズトークが展開されている。
へえ、そんな事も話すようになったのねと思いながら適度にツッコミをいれつつ目的地へ向かう。

開園30分前にたどり着いたナガシマスパーランド。
今までは伊勢湾岸道路から眺めてただけでしたが、こうして目前に来てみるとスチールドラゴン2000(コースター)の大きさに引く。
もうワーキャー言いながらテンション上がる長女達を送り出す。

本日のメンバー構成は小学6年女子二人、おっさん一人。
さすがにずっと親父が付いてくるのはイヤだろう、って事で自分は「敷地内待機」を選択。
何かあった時にすぐに駆けつけれる様に、この辺りで閉園時間の17時まで過ごす事にしました。
もちろん防犯ベル内蔵の電話は持たせた上で。

3時間弱しか寝てないし空腹だし・・・・とりあえずこの敷地に何があるか見て回るか、と車から降りる。

そうか・・・長島町は確か「海抜ゼロメートル地帯」。小学校の時に社会で習った想い出がある。
こういう看板が普通にあるんやね・・・・

同じ敷地内には三井アウトレットパーク「Jazz Dream長島」が併設されている。
とりあえずブラブラ見て回るも、いかに自分がこういうアウトレットモールに縁がないのかを思い知っただけでした。
家電量販店も書店もないモールなんて何1つ興味がありませぬ。
NVIDIAのグラボがワゴンセールで50%オフ、とかのお店でも入ってくれてないとテンション上がりませんわ。

とりあえずアウトレットパークを抜けて、遊園地のゲートまで行くと「長島温泉 湯あみの島」が見えた。
どうやら遊園地のゲートと併用されてるようで、前もってチケットを買ってから入館するみたい。
車に戻って寝る、よりはここで風呂でも入りますかと2100円でチケットを購入。
岩盤浴も付いて2400円というお得パックもありましたが、岩盤浴は電話を肌身に置いとけない時間が長くなるので今回はパス。

入ってみると、専用ロッカーを割り当てられ、浴衣を貸し出してくれました。
大きな内湯を抜けると外にはきちんと整備された庭園。そしてそこに温度の違う4つの露天風呂となかなかゴージャス。
館内を浴衣で過ごせるのがめっちゃ楽。
そして、喫煙所もちゃんと室内に完備されてるのもポイント高い。
最近は有無を言わさず館外へ出ろ、みたいなとこが増えましたので・・・・

とりあえず風呂を済ませた後、朝からなんも食ってないのでなんぞ食おうって事に。

フードコート形式になってる大広間では、1日2回の歌謡ショーが。
あのステージの大きさだとなんとかバンドも可能かな、とかそういう目線になりながらも飯を食らう。
なんというか「ザ・温泉」というこの大広間の雰囲気がいいじゃない。

長女に「敷地内の温泉にいてるしなんかあったらすぐに行けるからよろしく」とLINE入れておく。
あとはちょっとでも寝れる場所があれば・・・とリラックスルームに移動する。

若干明るいけども、今日のコンディションだとあっという間に眠りに落ちました。
とはいえ、そんな熟睡出来るわけもなく30分ほど寝て、また風呂に入ってを繰り返して過ごす。
連絡がない、って事は問題なく遊んでるって事で。

夕方4時ぐらいまでここで過ごして温泉を出ると、そのまま遊園地内を通り抜けれる事に気付く。
そうか、ゲートは併用やったもんね。
そして、急に降り出す雨。

もう閉園時間が近いせいなのか、人はほとんどいない。

一応「白鯨」も見ておくか、と

尋常じゃない角度の線路に肌が粟立つ感覚に(笑)
長女にメールすると「今、ちょうど白鯨並んでるよー」との事でしたが、自分は遠慮しときました。

17時になり、車に戻ってきた女子二人はテンション高く「楽しかった!!」を連発。
ご飯は帰ってから食べるか?と聞くと「どっかのサービスエリアで食べたい」との事。

土山SAにて夕食。自分は運転があるので軽めに串カツだけにしとく。

いわゆる味噌カツ、ですねこの地域ですと。甘めで濃厚。

さすがに一日遊び倒して、お腹いっぱいになると急に静かになって眠ってしまった女子組。
そりゃそうよね、と納得しつつ夜の新名神を黙々とひた走る。

今回のナガスパ遠征に関しては、スケジュール決定・チケット手配などをあえて長女に丸投げし、食事なども全部自分の財布からやってもらいました。
SAにて自分で食券を買ってテーブルまで食事を持ってくる長女を見て「もうなんもかんもやってあげなくてもいいんやな」と実感。

手を伸ばせば無条件で手を繋いで歩いてた時期は過ぎて、もう次の段階へ進んだという事やね。
いつまでも「あの時はよかった」なんて事を言っていてはダメなのは何だって同じ。
肩車をしてた小さな頃の想い出はそのままに、気がつけばもう身長も160センチを超えた長女には頼もしさすら覚えます。

もしかして育てる、とか躾けるなんていうのはとても尊大な考えで、親としてはただこうして見守る事しか出来ないのかもしれない。
自分自身、親が思ってた理想からはズレにズレた大人になったんだろうな、という自覚があるが故に、きっと子供達も自分が思ってもいない道へ進んだりするんだろうなと。
いつか子供達が道に迷って周りを見渡した時、いつでもよく見える所に立っていよう、という感覚でこれからを過ごそうと思います。
あとたった6年。6年で長女はもう成人になるんやもんなあ・・・

本日のブログ執筆時BGM

Christopher Cross(1979)

ドライブ時はたいてい自分が作ったAOR系の曲のプレイリストを流してる事が多いです。
「セイリング」と言えば・・・・ロッド・スチュアート!という人も多いと思いますが、自分はやっぱりクリストファー・クロス。
ちょうど洋楽を聴き始めた頃に「風立ちぬ(Ride Like the Wind)」と「セイリング」が大ヒットしておりました。

ハイトーンボイスの彼ですが、デビュー当初はジャケットに写真もなにも公表されてなかったのが印象的。
(本人の意向やったそうで)

「セイリング」のエレキのアルペジオがまたええ音でオシャレなのです。