今月初めから娘が保育園に行くようになり、夕方までは嫁さんと息子の3人。
息子はまだ8ヶ月なので「あーうー」と大平総理のような状態。
3歳になった娘はもはや我が家の「司令塔」となっており、
僕と嫁さんが会話しようとする所に、見事なスルーパスを出してきて
試合(会話)の主導権を握ろうとしてくる。
要するに「自分が中心じゃないと嫌」という事なのだろうw
ブラジル仕込みの「個人技を重視」したスタイルとも言える。
もちろんそれはそれで微笑ましいわけで、僕たちはそれを楽しんでいるのだけれども
まともに嫁さんとパスを交わす事がどんどん少なくなってたのは確か。
その司令塔が昼間は保育園にレンタル移籍しているおかげで
僕たちはとても会話がしやすくなった。
僕はそれこそテレビを見ていても、車で走りながら外を眺めていても
一人でいくらでも喋り倒してしまう性格で
嫁さんはそれを半ば呆れながら「はいはい」と適当に聞き流してくれるが故に
夫婦の会話がない、という事態にはならないのだけれども
ここ最近の司令塔のワンマンっぷりに慣れてしまったせいなのか
何も内容がないアホな話がとりとめなく出来る事がとても新鮮だったのは確か。
二人で話すのを「あーうー」とニコニコしてテーブルをバンバン叩く息子を見ながら
「そういえば娘が生まれたばかりの時はこんなんやったなあ」と二人で回想していた。
そう、娘を授かるまでの5年間、僕たちはたった二人で毎日こんな風に喋って
どこかに行って、そして一緒に眠りについていたんだよなあ。
いずれ娘も息子も大きくなって、家に寄り付かなる時も来るだろう。
その時になったらまた二人でこんなアホな話をしたり
どっかに行ったり出来ればいいな、という事を話しながら家の片付けをしていた。
夕方になって移籍先から司令塔が帰ってきたら
あっという間に我が家はワンマン司令塔をサポートするチーム編成に戻る。
にぎやかな時間のちょっとした隙間に対してお互いに感謝した日でした。
10年先も20年先も君と生きれたらいいな、というミスチルの曲があるけれど
本当に心からそう思います。