本日は京都ケントスにBlack Diamondで出演でした。
京都の街は新成人を迎えた人達なのか、振り袖を着た若い人がいっぱい。
そして十日戎も重なって同級生テル氏は車を止める場所を探すのに必死でしたw

2016-01-11 16.31.23

京都ケントスにも新成人の人達が遊びに来てくれてて
ステージに上がって御祝いをしたのだけど、息子でもおかしくないんですな20歳。
あれからもう24年・・・も経ったのか。

1991年。僕は神戸に住んでいた。
なぜか「住むなら神戸だ」と決めて、職場が大阪にも関わらず神戸に住んでしまった。
大型のダブルベッドがなぜか備え付けられていたワンルームマンション。
はっきりいって邪魔だった。
ただでさえ狭いウサギ小屋の半分を占拠していたこの木製大型ダブルベッド。
不動産を借りるノウハウもなにも知らなかったので、三宮駅前で飛び込んだ不動産屋で
一発目に出された物件、しかも「入居まで中見れないんですけど」という言葉を
何の疑いもなく「はい」と答えて契約したのが19の世間知らずのあの時の僕だ。
カギをもらってドアを開けた際の「なんじゃこりゃあああ」という言葉の力強さは
きっと松田優作を凌駕していたに違いなかろう。

自分独立のささやかなご褒美として購入したスーパーファミコンと共に
僕のハッピー独立ライフは始まった。
職場に向かう際は6時半には電車に乗らなければならなかったし
西宮駅でギュウギュウに詰まった電車内で立ち尽くす僕に対して
塚口駅でさらに詰め込まれる人達によって圧縮される日々。
ウォークマンから流れるクラッシュの「ロンドンズ・バーニング」で
無理矢理テンションをあげながら、なんとか電車を乗り継ぎ
吉野家で朝定食をかきこんで、職場に向かっていた頃。

「このままやっていけばいつかは・・!」と思っていたバンドは空中分解。
部屋の中にはローンが残ったギブソン・レスポール・カスタム。

そんな失意の日々の真っ最中に僕は成人式を迎えたはず、だ。

地元の成人式にはスーツを着て参加していたはずだけど、
なぜか手元に残っている当日の写真はスカジャンとジーンズで
振り袖を着た当時付き合っていた彼女との2ショット写真。
恐らく、式が終わってすぐに飛ぶように神戸に帰って普段着に着替えたのだろう。
そこからまた大阪に移動して写真を撮ったとしか考えられない。

思い返してみてもその時に何を考えていたか全く思い出せないのですが
その半年後の春に再び大阪に戻り、そして会社員をやめて
ライブハウスのオーディションに向かった事だけはわかっています。

色々と人生について悩んでいる新成人の人達もいると思いますが
・・・・・なんとか生きてはいけるもんだよ、ぐらいはアドバイス出来るかな(笑)

やりたい事がもしあるのならそれをやるための方法だけを考えれば良い。
出来ない理由を探すのではなくてね。