さて、12月も10日を過ぎましてますます街はクリスマス一色。
師走という日本語と共に日本中が正月に向けてラストスパートする時期。

僕は1年でこの時期が一番好きです。

たとえヒートテック上下装着でモジモジ君にならないと外にいけなくても
夏場にウォッシャー液のタンクに水だけ入れてたのを忘れていて
ガチンゴチンに凍ってしまっていたとしても
このクリスマスシーズンが1年で一番好きなのである。

そもそも夏はダメ。あの暑さがダメ。
すべての思考とやる気を奪いつくすようなあの熱気がいかん。
電気代も普段より跳ね上がってしまうしね。

そもそも、なんで自分はこんなにクリスマスシーズンが好きなのだろうと
風呂に入りながら、ボーっと考えていた。
特にいい思い出があるわけではないような気がする。

社会に出て1年目のクリスマスイブは確か19歳でしたか。
まだ存分に「メディアに踊らされていた」年齢だったので
どっかのレストランを予約してスーツ着てデートなんかもしたわけですわ。
車は大渋滞で全然進まないし、レストランは何時に来い、というから行ったら
全員、まったく同じ料理を食ってるカップルしかそこにはいなくて
なんか地中に埋められてフォアグラになるべく餌を詰め込まれる鴨の気分になって
あまりにもけったくそ悪いから、その日はさっさと食うだけ食って
帰っちまったような記憶がある。まあ、どうせラブホも満室だったろうし。
(オンシーズンにホテルを予約するような財力はない。今もしかり。)

なぜだろう。なぜ、クリスマスが好きなのか。

そう、ミュージック。珠玉のクリスマスソング達が流れ出すからである。

昨日、一昨日と演奏の仕事があり、この時期はクリスマスソングを演奏するのですが
和洋問わずクリスマス・ソングはいい曲が多いのですよ。

もちろん「ホワイト・クリスマス」や「ウィンター・ワンダーランド」などの
もはやスタンダードと呼べるような曲も大好きですけども
各アーティストが歌う、オリジナル曲にも好きな曲が多いのですね。

中でもいつもほっこりと来るのはクリス・レアの「Driving Home For Christmas」
http://www.youtube.com/watch?v=sDY5KgUH6tc
これがこの時期、車の中とかで流れ出すととてもグッときます。

そしてやっぱりチビマイケルが歌う「Give Love on Christmas Day」は外せない。

発表当時は「子供に何を歌わせとるんだ」とけっこう不評だったそうですが
歌詞の内容が大人っぽすぎたのかな?

「サンタが街にやってくる」とかも演奏したりしますけど
いつも思うのがあの訳詩の見事さ。
「あなたからメリークリスマス、わたしからメリークリスマス」って
思いついちゃうのがなんともゴイスーなわけですよ。

サンタが街にやってくる、といえば街にあふれ出すこれを忘れちゃいかん。

木枯らしが吹く夜の繁華街、白い息を吐きながら生足で寒そうにチラシを配るエロサンタ。

・・・・・これだよ、これなんだよクリスマスってのは!

どこも大変ですからねえ(何が)

そうそう。サンタコスでストッキングとかはくのはいかんよ。生足じゃないと認めないから。