ここ最近、仕事しながらのBGMはローリング・ストーンズを色々聴いております。
一時、ぱったりと聴かなくなったストーンズ。
日本ではもう「ストーンズ」と検索すると少年性加害問題で巷を賑わしているあの事務所のSixTONESの公式サイトが一番上に表示されてしまうぐらいに時代は変わったのう、と思ってしまうんですが、オジサン(いやもうおじいさん)達は未だ健在。

リズムの要だったチャーリー・ワッツが2021年に亡くなってしまった時、さすがにもうやらんやろ・・と思ってましたが、案の定スティーヴ・ジョーダンがサポートとして参加してツアーをやってました。
それの善し悪しについてはもう自分がとやかく言えるようなものではない気がするし、続ける事を選ぶのもこの年になると大変なのはよくわかりますし(笑)

ギタリストが変わったのをきっかけに第○期と分けられる事の多いロックバンドですが、ストーンズも同じく。
初期のリーダーだったブライアン・ジョーンズが死んでからミック・テイラーが加入。
そのミック・テイラー在籍時の作品群が今まで一番聴いてたかもしれません。
特にライブ盤である「ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト(1970)」はホンマに何度も何度も聴いてはコピーしてた記憶があります。
で、2009年にいわゆる「デラックス・エディション」てのが出やがりましてね・・・
未発表曲5曲、そして前座のB.Bキングとアイク&ティナ・ターナーの演奏がプラスされて出よりましたわ(笑)

2009年にビートルズがリマスター盤出してから、こういう再発ビジネスが一気に過熱した感がスゴいですわ。
それこそナンボほどゼニあっても足らねーじゃねえか、とあの頃は嘆いておりました・・
今ではサブスクってのがあって音は聴けますけども、やっぱりほら、付属DVDとかブックレットとかですね。。。
その辺、よう考えてはるんですよ。向こうもプロですから(笑)

そのミック・テイラーも5年で脱退してからロン・ウッドに変わって現在に至るわけですが、そこからもう47年経ってるのに驚きです。

さて、自分は一番始めにストーンズを聴いたのはなんの曲やったやろかいね?と思い返してみれば、
ちょうど洋楽を聴き始めた1980年頃にリリースされた「エモーショナル・レスキュー」でした。

ミック・ジャガーがほぼ全編ファルセットで歌う、というのが当時衝撃だったそうですが、なんせ自分はこれが最初だったもんでそれが普通でして(笑)
なんか変わった曲やな、と思いつつも何度も聴いてしまうというそんな曲でした。

1990年の初来日公演を東京ドームで観た時も「なんとなく観とかんともう二度と来よらんで」という気持ちの方が強かったような。
あれからおっさんらはけっこう何度も来てはりますけども(笑)

その初来日以降のアルバムの新作はたった3作しか出ておらず、オリジナルアルバムの新作は2005年の「ア・ビガー・パン」以来ナシ。
マイペースのおっさん達ではありますが、旧作を改めて聴いてもこっちが加齢してる事もあってか色んな発見があってとても面白いです。

独特の危うさがあるライブ盤がやっぱり面白くて「ストリップド(1995)」や「ノー・セキュリティ(1998)」を聴く事が多いです。

どっちもエラい値段で売られてますので、入手も簡単(笑)

この映像のキースは52歳。今の自分と同い年。
アコギを抱えてる姿だけでも絵になりますわ。
そう考えると、まだまだ自分は修行が足りんよねえ・・・と実感してまうんですわね。。