「アコギを含めたアンサンブルでオールディーズをやってみたい」という想いで始まったLISA&The Five Caratsですが、結成9回目にして初めてのクリスマスシーズンでのライブに。
そして、なんせ新しいエレアコを買ったばかりという事もあり、今回はノー残業デーならぬ「ノーエレキデー」という事で、アコギのみを持って行く事に。
今年、振り返ってみると4回ライブをやってるんですね。3回やと思ってました。
なんといっても今年はベース、Huckさんにお願いしてウッドベースとエレキベースの2本立てになった事。
そして、ゲストとしてイッシーさん(バイオリン)に参加してもらって、リアルカントリースタイルのアンサンブルが出来た事が一番大きかったかなあ。
今回もバイオリンのいっしーさんに参加してもらいまして、2ステの最初はカントリーソング3連発(笑)
その反面、楽器持ち替えなどをMCまでのブロック毎に考慮せんといけんくなったので、リクエストを聞いて曲を差し替えるという事がなかなか難しくなったのも事実。
その辺のバランスをどういう形で折り合いを付けていくか、というのも来年の課題ではありますね。
前回はちょいとバタバタしてて新しいレパートリーを試せなかったのですが、今年はなんといってもクリスマスシーズン。
クリソン大好き親父にとって、演奏しないという選択肢はありません(笑)
自分はいつものレパートリーであるボビー・ヘルムズの「ジングルベル・ロック」を。
これもいつもならば鳴りまくってるエレキのオブリを弾きながら歌えませんので、今回はジャカジャカに専念出来ました。
うーん、こんなにゴージャスに歌えたのはこれを歌い出してから初めてじゃないかしら(笑)
そして、LISAちゃんは「ザ・クリスマス・ソング」を。
この曲はもう歌とピアノ、そしてウッド・ベースで成り立ってしまいますがもうちょいと仕掛けを。
ピアノソロの2回し目から4ビートにシフトして、歌の途中でまた戻すという事をやってみたり。
そもそも自分にはジャズの教養などないに等しいので恐る恐る参加、という形でしたが(笑)
通常レパートリーの中では2曲追加。
その内の1曲はジョニー・ソマーズの「内気なジョニー(Johnny Get Angry)」
そもそもこのイントロはなんの楽器じゃい、という事から始まりまして。
ギターの音域でもないし、ベースにしては音がちょいと細い。
ベースのハックと色々話した結果、「あ、これバリトンギターちゃうか」という結論に至りました。
とはいえ、その為だけにそれを調達するわけにも(そもそも実物見た事ない)いかないので、今回はエレキギターの低音からスタートして3小節目からアコギのストロークで参加。
あの忙しいピアノとストリングスを同時にこなす恩ちゃんはさすがとしか。
そして間奏のドアタマから転調してのカズーソロをボーカルのLISAちゃんに吹いてもらうという暴挙(笑)
これで、足らないのはイントロから聞こえるホーンだけという組み上げが出来ました。
演奏しててめちゃめちゃ楽しかったですが、実は一番負担かけたのはLISAちゃんかもw
もう1曲は「この胸のときめきを」。
この曲はどこもエルヴィスバージョンで演奏する事が多いですが、今回はダスティ・スプリングフィールドのバージョンにトライ。
そもそも、ダスティの方が先にリリースしてたりするんですわね実は。
もうイントロから「これどないしよ」と頭を抱えるハメになったのですがそこはさすがの恩ちゃん。
エレクトロニクスの知識を集結させてのゴージャスなイントロをつけてくれました(笑)
あとは曲中のピアノをアコギに置き換えてストリングスに専念してもらうという形での組み上げを。
実はこのバージョンで演奏するのは初めてだったりしたんですが、とても楽しかったです。
来年もこんな形で色々な実験をしていきたいなあ、と思っております。
目指すはベースの「ノーエレキデー」ってのも面白いかもしれません(笑)
そうなるとスイング~シャッフル的なレパートリーが増える事になるのかな?
それはそれでまた色々と楽しみが増えそうです。
もちろん、己の演奏技術も向上させんとあきませんけども。
アコースティックの温かみを全体で楽しんでもらえる様なライブをやっていきたいな、と思います。
何よりこういうある種マニア的な組み上げ工程に付き合ってくれるバンドメンバー全員に一番感謝ですね本当に(笑)
今回も遊びに来てくれた皆様、本当にありがとうございました!
来年は3月頃にジョニーエンジェル京都でライブを行う予定ですので、ぜひとも遊びに来て下さいませ!