巷で話題の「ジャージー・ボーイズ」の元ネタがフォー・シーズンズだった事を
ようやく知ったんですが、まだ見に行けておりません。
フランキー・ヴァリしかり、ニール・セダカしかり黄金期のすぐ後に
ビートルズから連なるブリティッシュ勢のゴリ押しとベトナム戦争に突入したおかげか
甘いポップスが必要とされなくなった世論に押されて
70年代後半ぐらいまでとても苦労をした、という流れには涙が出そうになるのです。
おっさんになったせいもあるんでしょうけども(笑)
ニール・セダカがあの黄金期にアメリカで1位を取ったのは「悲しき慕情」だけだったのは
日本のファンの人達にはけっこう意外だったりするんですが
彼はその後に1974年「Laughter in the Rain」で11年ぶりの1位に輝きます。
この歌詞、売れてない時の自分の心情を書いたってのがまた泣ける。
まだ「ジャージー・ボーイズ」を見てはいないんですけども
フォー・シーズンスもそりゃあもう紆余曲折で今に至るバンドなわけで
多分号泣しながら見てしまいそうな予感が・・・・
全くそんな話じゃないのかも知れませんけど(笑)
さて、あの年代の音楽が好きな人に取って忘れてはならぬフィル・スペクター。
「ウォール・オブ・サウンド」の構築、そしてビートルズとの仕事、
そしてその後の奇行などなど、ポップス史において絶対に外せない人なんですけども
2003年に女優を射殺した容疑で今は収監されています。
彼の人生こそ映画にしたらおもしろいよなあ、と検索してみたら
なんとなんと、去年アル・パチーノ主演で(!)テレビドラマになっているようです。
なんという素晴らしきキャスティング!
女弁護士役にはヘレン・ミレンがキャスティングされてますけども、
この役は元々ベット・ミドラーが演ずる予定で撮影にも入ってたようですが
病気のために降板してヘレンに代わったようです。
90分番組の内訳は主に2003年の殺人事件の裁判のお話みたいですね。
トレイラーを見るとスタジオ内で天井に拳銃を撃つ場面がありますが
これはジョン・レノンの秘書メイ・パンが語ってた内容と同じなので、
もしかしたらそういう過去のエピソードなんかも盛り込まれているのかも知れません。
しかし、色々調べてみても日本で放映・公開されたという話は見つかりませんし
HBOドラマの放映が多いスター・チャンネルのサイトで検索しても見つかりませんでした。
うーん、これはぜひとも見たいドラマの一つです。
海外ではすでにDVDになってるのになあ。
早く日本での公開、もしくはDVD発売を望みます!