この間の記事で家族全員がGoogle Pixel軍団になった、というお話を書きました。
が、実はその前にちょっとした事件がありましてね・・・
自分のPixel8が届いた時点で今まで使っていたPixel5を長女に譲る、という段取りやったんです元々は。
Pixel8が二日後に届くというタイミングで長女が使っていたXperia XZ1(SOV36)が全く充電が出来なくなったのです。
それを言われた時にはすでに遅し、充電0%で充電器に挿しても電源が入らず。
データ移行が出来ねえじゃねえか・・・・・
幸い、長女はLINEのバックアップもGoogleアカウントに毎日する設定にしてたのでそこはセーフ。
色々とヒアリングしてみると、別に1からのセットアップでもいいよという話になりかけたその刹那・・・・
長女「あ!そや!」
親父「なに?」
長女「ねこあつめ・・・・・・・」
オーマイガー!ねこあつめ、か・・・・・・
ねこあつめはあれだけメジャーになったゲームにも関わらず、アプリ本体にデータ引き継ぎ機能が搭載されていない。
いわゆる端末本体にデータが格納される方式である。
かつてはバックアップアプリ「Helium」でデータ移行させる方法があちこちに書かれていて、今でもそれが見つかるのだけど「Helium」がすでにGoogleプレイから入手不可となっている。
幸い、我が家のパソコンにはAndroid Studioがインストールされていてadbコマンドが使えるのでそれでなんとかなるはず。
それにはまずこのSOV36の電源をなんとしても入れなければならないのだ。
それをクリアしない事には開発者オプションもオンに出来ないし、必須のUSBデバッグもオンにできない。
XPERIA XZ1(SOV36)を分解する
XZ1が充電出来ない、というワードで検索をしてみるとどうやらこれはよくあるトラブルのよう。
バッテリーのコネクタが基板から外れてしまう、というのが原因らしい。
そういえば前にNintendo SwitchのSDカードスロットが基板から外れる、というのを修理した事があったけどあれと同じ様なもんか・・
ま、なんにせよ分解だ。
まずはドライヤーで温めてフロントパネルを剥がす
前面パネルは粘着材で貼り付けてあるだけ、との事なので温めてからこじ開けていくという方法のよう。
iMacの液晶ガラスはマグネットでくっついていて、それを剥がすのに吸盤型の器具を使いました(過去記事)が、今回は壁用のフック(吸盤式)を用意。
それといつも演奏で使っているピック、そしてヒートガンの代わりにドライヤーを使用する。
ドライヤーを当てながらこれをゆっくりと四隅を一周するまでやっていきました。
この作業、かなり慎重にやらないと液晶画面そのものを痛めてしまうようです。
(自分の場合、右上の液晶が割れたのか一部表示しなくなりました)
このコネクタを指で押し込んで、充電器を挿すと・・・・
LED点灯。そして充電開始。
電源さえ入ってしまえばこっちのもの。
開発者オプション、USBデバッグオンにしてからPCに接続して、データは救出し放題であります。
これ、コネクタの上からなんかアタッチメントでもはめておけばよいのに、とSwitchの時と同じ事を思いました。
液晶パネルのコネクタの方には樹脂製のカバーが付いてるのに、なんでこっちは上から押さえてないんやろ・・・
なんにせよ、父親としての面目は立ったかな、という今回の騒動でありました。
ねこあつめ、Android12以降であればどうやらケーブルを使っての新旧機種セットアップでデータ移行出来るようですよ。
ヒートガン、持っておくべきなんかな・・・