ハナモゲラボ / 試行錯誤の実験人生

日々、PCや各種デバイス、楽器等に翻弄されながら電脳の森をさまよう男の日常と様々な実験をさらりと記しております。

孤独 ― どんな人にもその人なりの天国と地獄がある

July 22 2020

30歳の俳優さんが亡くなったらしい。今の所は自殺だという報道がされている。
正直、何に出てたかは全く知らんのだけれど、仕事は順調だったようだし評価も高い方だったそうで。

やっぱり30歳っていうのは若すぎるな、と思う。
まだまだこれからやないか、と49歳の自分から見てもそう嘆いてしまうのだけれども、ふと自分が30歳だった頃を思い返す。
2001年って事なので、すでにネットに駄文を書き散らしてたはず。
すでにそのサイトは閉鎖していて、今は自分のパソコン内に保管しているだけですが読み返して見ると、今と違って色々と不安定な所が垣間見えて、自分の事なのにとても興味深い。

色んな事に対して、怒ったり悲しんだりしてたんやなあ、とそのクソみたいな文章からは読み取れる。
これはもう明らかに今とは違った人間としか思えなかったりする文章もありました。
そこから19年という月日が流れてしまいましたが、きっと物の捉え方の角度ってもんが変わってしまったんでしょう。
それが良いか悪いかは自分では判断が出来ませんが。

「全てを持ってて仕事も順調だった。だからなぜ自分で死を選ぶのかわからない。」

というコメントやツイートも見かけましたが、自分はなんとなくその衝動を理解出来る気がします。

どんな立場にいようと、どんな状況であろうと、それが人から見てどれだけ羨ましい状況であろうと
その人にはその人なりの天国と地獄が存在していて、それはその人にとって大きな障害になり得るという事。
他人から見てそれがどれだけちっぽけでしょうもない事であろうと。

結局、その地獄を他人と共有出来るか否か、という部分で分かれ目になってしまうのかな、とぼんやり思いました。
どこ歩いても他人に気付かれてしまうぐらいの有名人であれば、そのプレッシャーも並大抵のもんではないでしょう。
今はSNSのおかげで、誰でも直接言葉が届くようになった、てのもありますから余計に。
そのSNSを逆活用って言い方はおかしいけども、泣き言言うて関心を買ったり、手首切ったりする人もいますがね。

人前でなんぞして評価を頂く、ってのを生業にしてると弱い所は見せれない、って気持ちもあるでしょうね。
最大50人弱ぐらいのお客さんの前で演奏して、昼間に気兼ねなくピンサロ入っても誰にも気付かれない、という非常にローカルレベルの自分でさえその想いは強く持ち続けております。
やっぱりね・・・・さすがにお客さんに見えるとこでフニャフニャ泣き言言うのはアカンと思います。
自ら進んで道化者の立場になったのであれば、そういう覚悟も必要でしょう。
そもそも泣き言を言うためにギターを手にしてステージに上がったわけではありませんしね。
誰かにそれを強制されたのならともかく。

若い頃は深夜、一人で車を走らせていると「ああ、このままアクセル緩めなければあのカーブでどうなんのかな」みたいな危ない思考がよぎる時がありました。
急に周りの風景の色が抜け落ちて、もう何もかもどうでもええわって思ってしまう感覚。
幸いそういう時にブレーキを踏み続けて今に至るわけですが、そのままアクセルを緩めなかったから今回みたいな事が起こってしまったんかなあ、と思いました。

毎日がハッピー続きで楽しくて仕方がない、という人はとても幸せですね。
今まで生きてきた49年間の楽しい事を思い出してみても、きっとトータルの再生時間は24時間にも満たないんじゃないだろうか。
次に訪れるその楽しい瞬間がたった3分間だったとしても、それに向かって必死にあがくのが自分のスタイルなのでしょう。
逆に言えば、その連鎖を自分で断ち切る勇気がない、とも言えますがね。

さて、明日は天国か地獄かどっちかな。

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