ちょっち腹具合がおかしかった水曜日が明けて木曜の朝。
なんとなく左手の親指の付け根が痛むな・・・と思ってたらみるみる痛くなってきてスマホも持てないぐらいに。

数年前、同じように右手が痛くなった事はありましたが左手は困る。
仕事ではスペースキーを叩かなきゃならんし、なんせ明日からはギターを3日間も弾かなけりゃならん。
18時を過ぎたあたりで決心していつもお世話になってる整形外科へダッシュ。

レントゲンや触診診断の結果、腱鞘炎などではなくてどうも親指の付け根にある種子骨の周りが炎症を起こしてるとか。
「なんぞパッと手を付いた時に痛めたんちゃうか」との事。

とりあえず湿布塗って安静やけど、なんぞ急ぎか?とはいつもお世話になってる先生ならではの尋ね方。

「明日からギターを三日間弾かんとあかんのです・・・」
「よっしゃ。注射しよか」
「(っすよね・・・)」

ノー麻酔のブロック注射・・・・めちゃめちゃ痛かったっす。
痛みは薄れましたが親指も人差し指も薬の効果でしびれて感覚ナシ。

明日からの為に一応飲み薬も出してもらって帰宅。
湿布ゲルをこまめにすり込んだりしながら早めに就寝しました。

金曜日 ― スペース・ジオンにて

朝起きてみると昨日からはウソのように痛みが引いておりました。
塗り薬と飲み薬は併用しつつ、家を出る直前にちょこっとギターを弾いてみてもなんとかいけそう。

毎週行ってるスペース・ジオンのライブですが、ここ最近ステージで利用しているモニタースピーカーの調子が悪い。
詳しい事はようわからんのですが、なんかスッキリせん音やしパワーもねえな、という感。

大先輩のキーボード、クリさん曰く「きっと中のウーファーが飛んでるんだよ」との事で、同じスピーカーユニットをお家から持って来てくれる事に。
自分も最近は使ってない10インチのパワードモニターを家に置いてても邪魔やし、使えるかなと持って行く事にしました。

少し早めにジオンに到着。
自分のモニターを設置したんですがキャノンのオス→オス変換コネクターがなくて本日は使えないのが判明。

キーボード、クリさんもスピーカーユニットを持参して到着。
その調子が悪いモニタースピーカーを分解してみると・・・・・・

おわあ・・・・・ウーファー部分のエッジゴムがキレイに吹き飛んでいました・・・
そりゃ低音出ないわけですわ。
ここまで何も残ってない状態ってのもめちゃめちゃ珍しい。
ていうか、これいつからこの状態やったんやろかと思うと、チェックの重要さを再確認した想いですな。

手慣れた様子でスピーカーユニットを交換していくクリさん。

取り外したユニットはこちら。エッジゴムがきれいになくなっています。

取り替えたユニットはこちら。

見事に音は蘇り、ステージもめちゃめちゃやりやすくなりました。

「一体何が・・・」という状況が続くよりも「こいつが原因や!」とわかるのは気分が全然変わりますね。
これからはスピーカーの内部ってのも気にしなくちゃ。

そういえば・・・・・
自分が20歳の頃に買ったケンウッドのオーディオスピーカーがあるんですが、未だにリビングでは健在です。
あんまり大音量で鳴らす事はなかったんですが、ちょっと今度分解してみたろかと。

年を食う、ってことはこういう事との闘いなんですなあ。
身体も機材も色々含めて。

まさにあれこれいろいろ満身創痍、と思った2日間なのでした。