ゴジラ。
小さい頃からあんまり興味もなくて、連綿と続くゴジラ映画は一度もまともに見た事がないと思う。
(テレビとかで流れてるのは観たのかもしれない)
知識としてはゴジラの他にメカゴジラがいて、子供がミニラ。
あとお友達にモスラとかアンギラスがいる、ぐらいしか知らない。
きっとこれは「Drスランプ」にデフォルメされて出てきてたから知ってたのかも。
どちらかというと「ガメラ」の方がテレビでよう流れてたんではなかろうか。
「ガーメラ~ガーメラ~♪」ってテーマソングは記憶に残ってるので、何となくは観たのかもしれない。
ゴジラの1作目って調べてみたら昭和29年が初ってのにまず驚きました。
もちろんモノクロ。
そりゃあ根強いシリーズなわけだわ。
大人から子供までってのも頷けるどころか4世代ぐらいにまたがってるんじゃなかろうか。
自分も齢50を越え、スマートフォンを通してGoogleなどの広告媒体には性別・年齢・地域・検索ワードはすでにダダ漏れ。
出てくる広告は抜けた髪がなんちゃらとか夜もパートナーがゴキゲンに!だとかほっとけやボケという物ばかりである。
いかんせん少し思い当たる節もあったりするケースもあるだけに想いは切実、なのかもしれない。
EddieがEDってそりゃシャレにならんわね。いやそれはともかく。
リール動画のオススメはアジア系のちょっと薄着なお姉ちゃんが頭のネジが飛んだようなダンスする動画ばかり。
ああ、もう50越えたおっさんよ、どうせこんなんが好きなんだろ?と言いたげなお前らには閉口だ。
で、Huluかなんかで「あなたへのオススメ」で「シン・ゴジラ(2016)」が出てきたので観てみた。
なるほど。大人が観てもオモロい映画になっとるやないの。
ゴジラ=怪獣というよりも「震災」とか「災害」のメタファーとして扱われてる感じがなんとも大人向け。
怪獣が東京に現れた、という時に政府がどう動くのか、というのを徹底的に描いてる反面、新幹線や電車に爆弾搭載して突っ込ませるムチャクチャさも良き。
ラストシーンのあの余韻も「へえー、これが現代のゴジラなのか」と思った次第。
さて、そのゴジラは最新作として「ゴジラ-1.0」が現在公開中である。
時代設定は昭和20年の終戦間近、って事らしい。
ツイートで見に行った人の感想の中に、個人的には見逃せないワードがあったのだ。
https://twitter.com/humio224/status/1720476653837779178
「ゴジラ-1.0」観終わった。
「死ぬための戦いではない、未来を生きるための戦い」
確かに。戦中から戦後に掛けての話なので自衛隊も化学兵器もなく、高雄で攻撃したり、雪風や響で挑んだりと大変。
あ、震電が飛び回ってた!
取材中のマスコミが襲撃されるシーンが初代ゴジラを彷彿とさせてたわ。— にらたま@アズレントラック鯖 (@niratama_777) November 3, 2023
な・・・・・・し、震電??あの震電が実写映画に・・・・!!
子供の頃、少しでも零戦とかから飛行機系のミリタリーに入った人に取ってはマストな局地戦闘機「震電」。
前方ではなく後部にプロペラが付いてる独特のフォルムがたまらなくシブイ機体なのである。
かの大戦末期、B-29の高高度、護衛戦闘機のP-51Dに対抗すべく設計された震電。
初飛行に成功したのは1945年8月3日。
そこから12日後に終戦を迎えて、1号機以外の試作機は全て海軍命令で焼却されたという。
1号機はその後、復元されたものの再び空を飛ぶことはなかったとか。
現在は国立航空宇宙博物館別(アメリカ)で1号機の操縦席から前の部分のみ公開されとります。
WW2モノのシミュレーションゲームには大抵使える機体として出てくるし、プロペラがジェット推進器になった「震電改」もお約束。
それにしてもまさか実写映画で震電が出てくる日が来るなんて思いもしなかったですわ。
艦船も「高雄(降伏調印式が行われた艦船)」「雪風(終戦まで無傷で生き残った駆逐艦)」「響(3度損傷したが終戦まで生き残った駆逐艦)」という劇中のチョイスもたまりませんや。
そして、この映画の撮影に使われた震電の実物大レプリカがなんと現在公開中だとか。
https://www.sankei.com/article/20220805-YZPW5B3VCRIOXDXW6VBTNPGYFQ/
平成21年に開館した筑前町立大刀洗平和記念館は大正8年に陸軍によって建設された大刀洗飛行場の跡地に立っている。同館は飛行場の歴史や空襲、特攻などを紹介してきたが、展示のもう一つの大きなテーマは「航空技術の発展」。このため、マーシャル諸島のジャングルから回収し、修復した零式艦上戦闘機(零戦)や博多湾で発見され、引き揚げられた九七式戦闘機のほか、機体の長さが約30メートルもあるB29の骨組みオブジェも常設展示してきた。
大刀洗飛行場の周辺には、かつて陸軍機の修理や製作を担当してきた「太刀洗航空機製作所」があり、前身は九州飛行機と同じ「渡辺鉄工所」だった。こうした背景もあって同記念館では震電が離着陸する短い映像や小型模型、震電に使われたのでないかと見られる航空羅針器を展示。スミソニアン博物館に実物の里帰り展示を要請したこともあったが、断られたという。だが、今年になって東京の映像制作会社が震電の実物大模型を製作したことを知り、輸送費などを含め2200万円で購入。7月6日から展示を始めた。
7月から展示されてたんか・・・・知らんかったなあ。
これはもう時間作って「ゴジラ-1.0」を見に行かなきゃあきませんわ。
実物レプリカはちょっと・・・遠いか(笑)