家族で晩ご飯を食べてから、一人スッと抜け出して映画館へ。
ファースト好きは開始早々笑う、と評判の「機動戦士ガンダムGQuuuuuuX beginning」。
入館前に渡されたのがこのカード。
GQuuuuuuX本編のキャラクターなんですが、前情報を入れずに観に来たので正直「?」って感じで席に着く。
レイトショーだからなのか、客は自分含めて3人(笑)
さーて、開始そうそう「笑う」ってどういうこっちゃよ、と思いながら始まるのを待ってました。
ガンダムは1979年に放映が開始されたのでもう46年前の作品という事になる。
人気が出たもんで、続編やらマンガやら小冊やらで設定がどんどん後付けされまくってます。
それらを含めて「面白い」という自分みたいな人間もいれば「初代以外は一切認めない」という人間もいはります。
そういう人達が「ファースト原理主義」と揶揄されてるわけです。
Amazonのレビューなんかで長々と主張を書きなぐる人達もいてて、それはそれで見てるだけなら面白いのですが。
歴史にIF、というのはSF世界では色々ありまして、太平洋戦争の仮想戦記もいっぱい出てます。
今でも読みかえしてしまうのが高木彬光氏の「連合艦隊ついに勝つ(1971)」。
昭和46年という時代から戦記マニアの男がタイムスリップして、ミッドウェイ会戦とかを勝利に導いていくお話です。
なぜかタイムスリップするきっかけが一緒に連れてるお姉さんとセックスする、というのが昭和だなと(笑)
特に最初のタイムスリップが「回転ベッドのスイッチを押す」というのが、ああ昭和。
しかもホテル名は「ホテル大和」。
ツッコミどころ満載ではありますが、史実を知ってる人に取っては楽しめる小説です。
連合艦隊ついに勝つ~ミッドウェーからレイテ海戦まで~ (光文社文庫)
ガンダム世界の歴史分岐点
さて「GQuuuuuuX」ですが、冒頭はもろ1stガンダムのリメイクか、というノリで始まります。
スペースコロニー、サイド7に量産型ザクが3機潜入するオープニングシーンは今ではもう屈指の名場面としてガンダム好きには記憶されてるのですが「GQuuuuuuX」では2機の量産型ザク、そしてシャア専用ザクがサイド7に。
「えwwwなんでwww」とここで笑ってしまう自分。
開始数秒で笑う、とはこの事か・・・・・
そう、元々のお話ではこの量産型ザクに乗ったジーンという新兵が偵察任務やのに暴走してしまうんですが、ジーンのザクが調子悪くて整備中、という世界で話が進んでいきます。
そして、シャアがそのままガンダムをパクって、赤く塗り直してしまうなんていう「こんな事許されるんか・・」という流れに。
「GQuuuuuuX」はジオンが勝利してというその先の歴史上で展開されるお話なんですって。
まさか公式でガンダム世界の仮想戦記が展開されるとは・・・・
後付け後付けで肥大化した設定、そしてお話が「ジーンのザクが調子悪かった」という所から分岐する、ってのが痛快すぎます。
4月からの本放送、こんなん見てしまったらそりゃ楽しみにしてまいますやんか。
ニヤニヤしながらの帰り道となったのでした。ええもん観させてもらいました。
未消化の「機動戦士ガンダムZZ」を見始めました
むかーしに見てなんか明るいノリが苦手だった「ZZ(ダブルゼータ)」。
GQuuuuuuXを観てから頭がちょっと柔らかくなったのかもう1回見てみると大丈夫でした(笑)
今は15話ぐらいまで消化しましたが、こっちも楽しませてもらいます。
ZZの14話に出てきた「ムーン・ムーン」コロニーの4年後を描いた漫画「機動戦士ムーンガンダム」は現在連載中。
この作品には「逆襲のシャア」以前のアムロやシャアも出てくるらしい・・・
漫画作品もおっかけなきゃならんぞーこれは・・・・