ある昼下がり、見覚えのない番号で家の電話が鳴る。
相手は昨年の夏にエアコンを購入した電気店でした。

「来週にポイントが全て失効してしまいますので、ご来店して使って下さい」との事。

そういやすっかり忘れてたわ。
金額にして2万円ほどのポイントが余ってるって事なので、もう長い事使ってるホットプレートでも買いかえるか、と出かけてみた。

とはいえ、ここはせっかくなんで毎日使うもんが良いのではないか、と。
ホットプレートは毎日使わんしな・・・と思ってふと見るとそこには高価格帯のドライヤーがずらり。

そういや最近、やたらインスタとかで比較動画見かけるよな・・・と思いつつ手に取る。
このブログに「ドライヤー買い換えた」って記事を書いたのは2017年の10月。

ドライヤーをパナソニックEH-NE58-Pに買い替えました

元々の動機は「長女に髪をちゃんと乾かしてもらうため」というものだったが、あれから長女も小学6年になり、きちんと髪を乾かす・・・ようになるわけもなく濡れたままそこらを歩き回っております(泣)

もちろん朝起きたら、そらもうエラい事になっとるわけですよ。
そろそろちゃんとした乾かし方を覚えて欲しいもんですが「面倒」という気持ちが勝ってるみたい。
まあ、気持ちはわからいでもない。
自分も男とはいえ、タオルドライのみで済ませてるわけですし。

その「すこしお高いコーナー」に置かれているダイソンの新型ドライヤーは5万円。
パナソニックの最新型であるEH-NA0Gは3万8千円。
お高いコーナーの裏側にある安いドライヤーたちは全て5000円を越えないラインナップ。

これはあれだ。炊飯器が圧力のあるなしで価格帯が大きく開いてるのと同じ理屈なんでしょう。
マイナスイオンという言葉すら鼻で笑う自分が「使ってみない事にはわからんよな」という気持ちに少し傾いた。
だが、ポイントの2万円にプラス数万円払ってドライヤーを買う根性は自分にはない。

なので、最新型ではないEH-NA9Gをポイントと交換する事にしました。

風量のスペックは2017年に購入したEH-NE58-Pが1.9m3/分。
この機種は1.3m3/分なのでスペックとしては風量が少しダウンする。

この「ナノイー」というものがイマイチ胡散臭い、というかどういうとこから出てきとるねん、と思ってはいますが
案の定、ダイソンはパナソニックに対して「広告に偽りありなんじゃないのか」という提訴を2022年に行っている。

ダイソンがパナソニックを提訴。ドライヤーの広告表示に差し止め請求
https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/1415885.html

ダイソンは今回の訴状の中で、パナソニックの「EH-NA0G」の広告で述べられているナノイー技術が、髪の水分量および髪の保護に与える影響に関する複数の広告表示が不正確で、消費者に誤解を与えるものであり、公正な競争を阻害するものであることから、これらの広告表示が不正競争防止法に違反するものであると主張している。ダイソンはこの主張を裏付けるため、独立した第三者機関による試験結果を証拠として提出したという。

うん。自分もそう思う。

持ち帰って試してみると風量は以前に使ってたものとそないに対して変わらん感じがしました。
きっと5年分使ってヘタったのかもしれぬ。

ただ、新しい方には自動で温風と冷風を切り替えるモードがあり、それがとても便利で快適でした。
乾く時間はそないに変わりませんが、長く使ってると髪質やツヤに変化でるんかいね、と少し楽しみではある。
ヘアカラーが落ちにくくなる、ともその提訴された広告には書いてありましたが(笑)

本日のブログ執筆時BGM

The Jam – Setting Sons(1979)


ロンドンパンクムーブメントの中でもスーツ姿がとても似合ってたThe Jamの1979年の4thアルバム。
JAMのアルバムで一番最初に聞いたのがこれでした。20才ぐらいの時(1991年あたり)かなあ。

1曲目の「Girl on The Phone」のベースラインがBOØWYの「No! N.Y.(オリジナルバージョン)」に引用されてたりする。
ソリッドなバンドサウンドもカッコいいなあ、と思ったけど、ストリングスのみでバックトラックを構成した「Smithers-Jones」のアルバムバージョンなどは「ああ、やっぱりビートルズからの流れが生きてるなあ」と感心したのも覚えてます。

そして、アルバムラスト曲のマーサ&ザ・バンデラスの「Heat Wave」カバーがとてもカッコイイ。
今はデラックスエディションになって未発表音源テンコモリで販売されてます。