昨夜はGEKOの南森町Shot Bar Tideでの定期演奏。
前回が5月の最初だったので、月イチにしてはけっこうなブランクが空きました。
その間にやりたかった曲のコード取って譜面にして・・・というのを進めてたので本日はリハーサルで色んな曲を初演奏。
・・・で、また今日はとってもお店が暇だったのと、一見さんがいなくいつもの常連さんのみ数名という気楽さからか、覚えたばかりの曲を何度も演奏するというふんわりモードでの一日でした。
「さっきのんちょっと出来悪かったしもっかい演奏します」みたいな事ってなかなか出来ませんしね(笑)
マスターも「ちょっと歌わせてください」ととても真面目に歌ってたんですが、それがなぜかオモロいというそんな夜。
思えば、このTideでの定例ライブをやり出したのは4年前、か。
来月の7月でもう4年、って事かあ。
コロナ禍の時はお店から配信したりとか色々やりましたが、当時に比べて譜面が紙からタブレットになったり、ミキサーやスピーカーがアップグレードしたりとかそれなりに歴史は重ねているようで(笑)
肝心な演奏の事に関しては自分で客観的に見るのはかなり難しい。
出来る様になった事もあれば、もしかしたら初期の頃の方が一生懸命やってたんかな、という気持ちもある。
ただ、歌メロの後ろには自分だけ、という事実にビビる事はもうなくなったのは大きいかも。
最初は「薄い」という事実に気持ちが乱れてた事も多かったですが「音が鳴ってなくても場合によってはアリ」というように考える事も出来るようになったかな、と。
部屋で「アナーキー・イン・ザ・UK」を鳴らしながら爆音でドライブしたギターを弾き倒す、というのとは違い、
最近は色んな所で様々な楽曲を演奏する事も増えました。
「ドシラソファミレドー」っとパワーコードで下がっていくようなイントロではなく、もう一発目のコードがわからん、みたいな曲もあったりするので、ある意味頭を使いまくってその楽曲と向かい合わねばどうにもならんケースもあったり。
そういった経験がGEKOでの「歌とギターだけ」という演奏形態に応用出来る場合もあります。
昨日、初めて音合わせして試行錯誤してる時に思い出したのがABBAの「ザ・ウィナー(1980)」という曲。
2ブロックのメロディのみのこの曲、歌詞の内容にリンクしながらバッキングが劇的に変化していくのがあまりにも素晴らしい名曲。
「アメリカン・アイドル」で過去この曲をフェイクして歌った出演者に審査員が
「君はこの曲を歌うにはまだ早すぎる」と発言したという逸話も、自分もそれなりに演奏という経験を積んだおかげか100%賛同出来ます。
もちろんABBAのヴォーカルのアグネッタの化け物じみた表現力があってこそですが。
譜割りこそ変えてはいますが、メロディは一切変更してないからなあ・・・
メロディを全く変えずに表現力でストーリーを紡ぎ出すヴォーカル、そしてそれを的確にサポートするバッキングのアレンジ。
ああそうだ、この「ザ・ウィナー」が見せてくれた形が一番の理想なのかもしれないなと。
それをギター1本で出来る様になれれば、きっと演奏するのももっと楽しくなるでしょうしね。
ガットギターの弦、こいつに決めた!
交換せにゃならん、交換せにゃならんと思いつつけっこうな時間が経ってしまったガットギター弦。
この「赤いヤツ」を今回また使ってみたんですが、この音がやっぱりしっくり来たのでしばらくこれに固定。
オーガスチンの「赤」クラシック、ミディアムテンション。素材はナイロンです。
フロロカーボンも使いましたが、こっちの音の方が好みでした。
きっと他にもいっぱいあるんでしょうけども、またそれは別の機会って事にしとかないと沼にハマりそうで・・(笑)