自身が参加しているバンドの結成4周年ライブの会場に向かう際、
同級生のキーボーディストからThe Collectorsのベーシスト小里氏の脱退を知らされる。
http://www.wondergirl.co.jp/thecollectors/index2.html
THE COLLECTORSのオフィシャルサイトにお越しいただき、誠にありがとうございます。
本日は皆さんへ、残念なお話しをお伝えしなければなりません。1991年に加入以来20年以上在籍しておりましたベースの小里 誠が本日付けでTHE COLLECTORSを脱退する事となりました。バンドの方向性・音楽性共にズレが生じ、今後は小里 誠として個人的な活動に専念したいという本人の希望を受け入れた形での脱退となりました。誠に残念ではありますが、我々も小里 誠の更なる飛躍を祈りつつ、今後はサポートメンバーを入れた形でレコーディング、ライヴ活動などに臨んで参ります。これからもコレクターズと、小里 誠への応援を引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。株式会社ワンダーガール 代表取締役 松本俊之
去年の1月にこの同級生とコレクターズ絡みの記事を書いたのだけども
小里氏はもう20年以上、このバンドに参加しているので
今更の脱退にお互い首をかしげるばかり。
高校の時に二人で神戸チキンジョージでこのバンドを見てから
ずっと動向を注目していただけに、急すぎるこの発表には驚いてしまった。
お互いもう健康面、経済面などバンド活動を継続するにあたって
色々な現実を知っている年齢になっているので
「方向性・音楽性のズレ」って言葉を額面通り受け取れるわけがなく
あれやこれやと脱退の本当の理由を推測しながら車を走らせていた。
そこにカーラジオから流れてきたThe Boomの「風になりたい」。
「おおー、また懐かしい曲やな!」「ほんまや!」
The Boomは高校卒業ライブの時にコピバンでドラムを叩いた事があった。
1stの「A Peacetime Boom」はほぼ全曲を演奏したので
今でもたまに懐かしくなって聴いたりしていたのだ。
「島唄」や「風になりたい」のイメージしかない人には
この1stの荒削りな感じは意外だと思うかも知れないけど
自分にとってのイメージはこの1stの印象が強くて
逆に「島唄」とか「風になりたい」は正直BEGINとごっちゃになってたりする(笑)
ラジオからの「風になりたい」が終わりを告げる頃に
DJが「The Boomは残念ながら年内に解散するそうです」と告げた。
「なにー!」と声を上げる1971年製の二人。
「今日はなんちゅう日や・・・」
しかしこの日は自分達が参加しているバンドの4周年記念ライブ。
お互い口には出さんかったけども「オレらもいつまで演奏出来んのやろ・・・」
という想いはどっかによぎったはずである。
「それぞれの道を歩む」とはいえ、ずっと音楽しかやってこなかった人が
どうやってこの先の人生を生きていくのだろう。
「食っていくのは生きることより辛い」From “Hey! Travis” The Mods
それぞれの人生に幸あれ、と祈る事しか出来ないのが現実ではあるけども。
自分もしっかり前を向いて歩いていかなきゃ。