ハナモゲラボ / 試行錯誤の実験人生

日々、PCや各種デバイス、楽器等に翻弄されながら電脳の森をさまよう男の日常と様々な実験をさらりと記しております。

それが単体でどう機能するのかを知る事の必要性

November 28 2012

昨日のリハーサル中、バンドメンバーから
「クリーンのカッティングの音、あのアタック効いたやつ。そんな音ないん?」
と聞かれた。

基本的にクリーンサウンドには何もエフェクトを乗せない事が多いのだけど
そういえばああいう音もあったほうがいいなあ、と思った。
アタックといえば、やっぱコンプレッサーかなと思ってさっそくチャレンジ。

GT-8内にはコンプレッサーが二種類入っていて
片方の方はパラメーター多すぎてなんやわけがわからない。
もう一つの方は昔のダイナコンプよろしく、「アタック」と「サスティーン」だけ。

おそらく、どっちもつまみを上げればどっちも強調されるんだろう、と思って
アタックを極端にあげてサスティンをゼロに近い状態に。
バンドで音を出してみるといまいち抜けが悪い。
カッティングだからサスティンいらんのとちゃうんけ、と思ったけど
そう単純なもんでもないようである。

とりあえずその日はどっちも40/100ぐらいのセッティングにして本番を迎える。
このなんというのか、強弱のつけようのなさがコンプなんだろうなと思いました。
確かに一定のパターンを刻み続けるには、こういう風に均一化された方がいいし
妙にポコポコいうてるアタックも「音色の一つ」になるんだろう、とある程度納得。

なんせ、単体ではコンプレッサーって買った事がなかったり。
今まで自分がやってきたジャンルでは、まずいらなかったもんなので。

家に帰ってから、やっぱこのままじゃよくねえよなと思って
久々にBOSSのコンパクトエフェクターのサイトを覗いてみた。

すると今ではこんなサイトがあるんですなあ。

http://www.roland.co.jp/BOSS/flash/what.html

コンパクトエフェクターの設定と音色がざっと確認できたりします。
自分が子供の頃は楽器屋で試奏させてもらうしかなかったんだけども
さすがはネット時代、便利になったものです。

というか、歪系だけでも今はこんな種類があるんだねえ。
どれもこれもオーバードライブかディストーションと、イコライザで作れそうなもんだけど
専用機って事で音作りも楽になるんだろうね。

確かブルース・ドライバーが出た頃ぐらいまでは単体でコンパクトを使ってたけど
それ以降はずっとマルチエフェクターを使用しているので
ここまでの種類が出てるなんてまったく興味がなかったんですわね(笑)

サイトでひと通りの音を聴いてみた所、BC-2 Combo Driveと
FBM-1 Bassmanが自分の好みの音でした。
やっぱりスタックよりもコンボアンプが好きなのは変わんないようです。

マルチ・エフェクターを買ったものの使い方がわからない、という相談をよくされますが
それを買う前にまず、「単体でどんなものか」を知っておく必要は絶対にあります。
ディレイの後にオーヴァードライブ→コンプとかとんでもねえ接続順の方もいますし
逆にこれを読んで「へ?」と思っているレベルではマルチを買ったら後悔しか残らんです。

僕はマルチ・エフェクターを人に説明する時、小学校の時に教わった「色」の事を
いつも思い出してしまいます。

小学5年の頃、放課後課外活動になんぞ参加しなければいけないという事になり
自分はまったく絵が下手なのですが、美術クラブに入りました。
当時24色入りの絵の具とか持ってたら、なんか偉くなったような気がしてたので
それを持って出席すると、先生は

「パレットには白・黒・赤・黄・青の5色だけ出して後は仕舞っておけ」

と言うじゃないですか。
いやいやいや、オレのビリジアンがセルリアン・ブルーがとか言うて
これに抗おうとしたら、先生は優しい笑顔で

「あのね。世の中の色は全部この5色で出来てるの。用意された物を使うんじゃなくて
自分で色を見つけ出す努力をしなさい。この5色から自分の色を見つけるんよ。」

僕はこの日から、まず好きな色(上記5色以外)を絵の具から出して
その色に近づけるためだけに5色をブレンドする作業のみを続けました。
ここに参加した1年間、ほぼ絵を描いた記憶がありません。

マルチ・エフェクターと単体エフェクターの関係もこれと同じ事やと思います。
何と何が混ざればこの色になる、という事が直感的にわからなければ
あらゆる色を自分のスタイルで使いこなせるわけがありません。

そういえば音に色という漢字を足せば「音色」になりますね。

あの時、仕方なく入った課外活動で出会った先生。
もう名前も顔も忘れてしまったけれども、この言葉を僕に教えてくれた事は
今まで生きてきた人生のあらゆる場面で、自分に勇気を与えてくれているのです。

 

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