我が家のオーブンレンジが非力ではないのか、という疑問は
今年の春、パン教室に通い出した頃ぐらいからあった。
(ちなみにこのパン教室は先方の都合でしばらく休止になり、結局2回だけの参加に。)
小麦色に焼けた、という表現はよくされるが我が家のオーブンレンジで焼いたパンは
どう考えてもなまっちろく、セイラさんが「軟弱者!」とビンタしそうなルックス。
イングリッシュマフィンなら白くても誤魔化せるだろう。
しかし先日、スコーンを焼いてみた時にそのあまりの白さに驚いた。
出来上がってきた物は狼の口、どころではない出来の悪さ。
(生地を練りすぎた、というミスかもしれないが)
オーブンレンジ自体には温度表示機能はなくて、220℃で予熱をかけると
「220℃になりましたよ!」とブザーが鳴って教えてくれるのみ。
果たしてお前、それを信じていいのか?
どっかの元首相みたいに「トラストミー」とほざいても、結果は白い軟弱者じゃないか。
人間関係、男女関係なんでもそうだが「私を信用出来ないのね!」と揉めた場合は
冷静な第三者の介入が事態を収拾させるには手っ取り早い。
そこで、冷静な第三者を雇う事にしました。
タニタが販売しているオーブン用温度計である。
これ以上冷静な第三者がいるだろうか、いやいまい。
そこで早速計測してみる。
庫内にこいつをぶら下げて、220℃に予熱開始。
「ピーピー」とブザーがなり、オーブンちゃんは「220℃になりました」と告げる。
温度計の指す数値は130℃。
(つд⊂)ゴシゴシ………( ゚д゚)ポカーン
もう一度凝視する。
130℃
・・・・・・ちょっと待てやおい。お前サバ読むにも程があるやろ。
こっちが年齢聞いてんのに「いくつに見える?」とか言うてる場合やないぞお前。
では、と220℃でそのまま加熱してみる。(もちろん天板は入れた状態)。
どう頑張っても180℃までしか上がらない。
20分経ってもそのままでした。
「そ、そんな事言ってもあの人(温度計)が正しいかなんてわかんないし」とか
言い出しそうな雰囲気ではあるが、外に出した時に正確に部屋の気温を指している
温度計の方を信じるのは、まともな人間なら当然の選択だ。
これでパンの色が軟弱な原因が判明しました。
まあでも、うちのレンジは一人暮らし用の(懐かしいSANYOのIt’sブランド)やつ。
いわばオマケみたいなもんやろうし、もう使い始めて9年目だしなあ。
具体的な性能を数値で知る事により、色んな事が判断出来るようになる。
予熱を手動でやったりとかして、クセを把握していくしかないかな。
・・・これがもし新品のレンジやったら絶対凹んでたと思うけど(笑)
やっぱりガスオーブン付キッチンがある家建てんといかんかなあこりゃ!
今回のタニタオーブン温度計がAmazonで1000円以下なのでオススメですぜ。