夜空の星に関してはあくまでもライトユーザーです。
流星群の極大日になれば出かけていって帚星を待ったり、ダブルキングカフェ姫路のライブの日と新月が重なったら、帰り道をわざわざ山道を選んで走り抜けております。
やっぱり街の中では光害があるので、星空はきれいに見えません。
特に最近は田舎の街灯ですらLEDにシフトしていってるので、暗い所を探すのが難しくなっていってます。

星座の知識もそないにありませんが、ただ空を見上げてきれいな星空を眺めながらぼーっとするのは良い時間。

この度のGo to トラベルを利用して出かける事にしたのが、兵庫県佐用町にある西はりま天文台。
http://www.nhao.jp/public/

ここは夜9時には閉鎖されてしまうのだけれど、宿泊施設を利用すれば夜中でも星空見放題。
家族5人までなら平日だと7400円!
しかし、この安さが人気なのか週末・祝日はほぼ3ヶ月先ぐらいまで埋まっています。

家からはほんの2時間程度。久しぶりの中国自動車道を西へ。
・・・・・・それにしても水曜からずっと毎日高速道路走っとるな・・・・

久しぶりの加西サービスエリア

風化してるこの看板が歴史を感じさせます。
ここ数年、西へ移動する際はずっと山陽道を走る事が多かったから中国道は久しぶり。
2008年に出雲大社に行ったのだけど、それ以来じゃなかろうか。
ここ数日走った高速道路の中では圧倒的に狭いし、走りにくい。。

14時半過ぎに到着。宿泊はロッジなので途中で食材を買い込む事も忘れず。
山頂なので飲み物の自動販売機しかないし、21時以降は車も出せなくなるのでこれは必須である。

星を見に来た、ってのにあいにくのこの雲の多さ。

こちらの建物には60cm望遠鏡がある。

中に入ってみるとスタッフの人が説明がてら、望遠鏡を動かしてくれました。
天井が開く時はテンションあがりましたね(笑)
制御室にあるパソコンのモニターに表示される星をクリックするだけで自動的にスコープするのもカッコええ。

その隣の建物には国内では最大級の2m望遠鏡「なゆた」が可動している。

19時半から毎日行われている「夜間天体観望会」ではこの望遠鏡で実際に星を見れるそうだ。

宿泊者には小型の望遠鏡を貸し出してくれるが、それには講習を受けなければならないとか。
16時半から講習会が行われるので参加しましたが、自分以外は一組のみ。

昼間は星が見えないので、遠くにある建築物に対してフォーカスを当てる事で天体望遠鏡の使い方を学ぶ。
天体望遠鏡・・・・子供の頃はやたら欲しい時もありましたが、この年になって初めて触る事に。
逆さまに見える、って事は知ってましたが各部の使い方まではもちろん知りません(笑)

今回、借りたのはBORG77というセットらしい。
調べてみると8万円ぐらいしたそうで。(現在は生産完了している)

一応、各部分の使い方を覚えたのでこの望遠鏡を抱えて宿泊するロッジに向かう。
このように修了証ももらいました。次回からは講習なしで望遠鏡を貸してもらえる。

望遠鏡を肩に担いで歩いてると気分はまるで迫撃砲部隊の測量兵である。

これが家族宿泊用のロッジ。各部屋には惑星の名前がついています。今回泊まった部屋は金星(VENUS)でした(笑)

持ってきた米を炊き、夕食を作って食べる。
この日は月齢は14でほぼ満月に近い。
星空を見るにはとても条件がよろしくないのだけれど、初めて望遠鏡を使うには月を狙うのは簡単で良い。
早速、望遠鏡をセットして月にフォーカスを当てる。
スコープをのぞき込むと目が潰れそうになるぐらいにまぶしい。
子供らも「うさぎが見える!」と大興奮でした(笑)
なるほど、望遠鏡ってこういう「独り占め感」が味わえるんやねえ。こりゃ楽しいはずだ。

19時半になったので、再度望遠鏡「なゆた」に向かう。

日曜日の天体観望会は予約なしで宿泊者でなくても誰でも無料で参加出来るので、けっこうな人がいました。
この望遠鏡で見た火星はかなり大きくて、思わず声が出てしまいました(笑)
さっき借りたBORG77でも一応火星は見てみたのですけど、そりゃあもうちっさい赤い点だったので(笑)

天体観望会が終わってロッジの部屋に戻り、一旦就寝。
朝、4時に目覚ましを合わせてBORG77を持って外へ。

やっぱり月齢14の月は明るすぎて、星空を見るにはちょいと邪魔過ぎる・・・・
もしかしたら新月の夜なんて、予約なかなか取れないんかも知れないなあこりゃ。

朝ご飯は食堂で食べてすぐにチェックアウト。
そのまま昼過ぎには帰宅しました。

望遠鏡・・・楽しい世界やねえなかなか。お金かかりそうやけどなあ。。

さて、そういえば今年のふたご座流星群はなんと新月と重なるそうで。
極大日は今月14日(月)の午前10時あたりなので、13日のライブ配信終わったらそのまま山の中に行こうかなあ。