ハナモゲラボ / 試行錯誤の実験人生

日々、PCや各種デバイス、楽器等に翻弄されながら電脳の森をさまよう男の日常と様々な実験をさらりと記しております。

日本の文化である「だしを取る」という事が消えつつあるらしい

January 03 2014

お正月という事で初日から雑煮を日替わりで作っている。
関西圏で育った僕としてはやっぱり馴染み深いのは白味噌仕立ての物で
昨日、これを作ろうとイオンに白味噌を買いに行ったら
お正月特需が発生しており、危うく白味噌雑煮が食べられない所だった。

棚から全て消えている白味噌。お正月ならではの光景である。

棚から全て消えている白味噌。お正月ならではの光景である。

三日目の今日は、ちょっと変わり種(オリジナル)を作成してみようと
朝からダシを取りつつ頑張ってみたのがこちら。

鶏団子と焦がしネギのお雑煮

鶏団子と焦がしネギのお雑煮

何のことはなく、冷蔵庫に余っていた鶏のひき肉を使ってしまう為なのだけども
鴨ネギそばを参考に白ネギを別に焼いたのを入れてみたらこれがなかなかうまかったのでした。
ダシは混合節といりこ、そして昆布という組み合わせ。

ダシというのは色んな取り方があって、またブレンド加減で無限の可能性があります。
だからこそ毎回毎回色々試すのが面白いのですね。
僕は料理を趣味として始めてからは、ダシの素やダシ入り味噌は買った事がありません。

小さい頃、ガンダムのプラモデルを作ってて「ガンダムカラー」を買わずに
自分で色を調合して実際の色を作り出す事に喜びを感じ、そして
「ウェザリング(汚し塗装)」にまで手を染めた人なら
料理作りが面白い、という感覚は絶対にわかってもらえると思う(笑)

僕は趣味でBOØWYのコピーバンドをやっているのですが
そのバンドのVoがなんと板前さんでしかも同い年の団塊ジュニア。
料理を作る事においてはプロ中のプロの彼がFacebookに投稿した
「化学調味料について」のエントリーのコメントに
最近はダシの取り方を全く知らない人がいる」という事が頭に引っかかってました。

友人の女性も「小さい頃からダシの素しか使った事ないし、母もそう」と発言していて
料理を作るのが趣味の僕はとても驚いたのですけども
そんな人はごく少数派だろうなと思っていたのです。

が、2011年に味の素がとったアンケートに恐るべき内容がありました。

http://ashitanomoto.ajinomoto.co.jp/enquete_results/post_189.html

だしに関してのアンケート結果。なんとたった2割しか素材からダシを取っていない事が判明。

なんとたった2割しか素材からダシを取っていない事が判明。

素材からダシを取っている人がたった2割しかいない、というこの事実。
しかも素材からダシを取らない理由に約200名が「面倒くさい」からと答えているのが
なんともやりきれない気持ちになりました。

アンケート調査をした味の素からすれば「うんうんよっしゃよっしゃ」って気持ちだろうけど
これはなんて言うか、「文化の継承」すら拒否している感じがしないでもない。

コンソメやフォンドヴォーに比べると、鰹などの和風だしは
「面倒くさい」という程の時間がかかるわけではないのに・・・
それは昆布や鰹節の時点で、もはや芸術品の粋にまで高められているからであり
ちゃんとした物ならそれこそ完成までに数年間かかるものもあります。

効率を優先した結果、こういう文化を下の世代に継承するのを怠るのは
そういった産業、いやそれこそ培ってきた文化そのものを破壊しかねない気がします。

子供達にはこういう事もしっかり教えていかないとダメですね。
自分ももっと精進しなければ。

中身チラ読みした所、この本が良さげなので買ってみる事にしよう。
どうせなら「世界の出汁事典」みたいな分厚いヤツないのかな(笑)

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