基本的に大阪の人間というのは台風に対してナメてるというか「どうせ大した事ねえわ」という気持ちがどっかにありますわね。
とはいえ、それは団塊ジュニア世代である自分らの話であって、子供の頃に歴史の教科書とかで習った「伊勢湾台風」とか「室戸台風」では尋常じゃない被害を受けてます。

伊勢湾台風のwikipedia

室戸台風のwikipedia

ビートルズもリアルタイムではない自分ですので、生まれる前の台風の話など本で読んだとかそんなレベルであって「体感」したというわけではありません。

なので、今回の台風21号も「大丈夫やろ、そんな大した事あらへんて」と思ってました。
学校や保育園は朝の時点で休校となったので、まずは嫁さんをみんなで仕事場に送迎。
そして、朝ご飯を食べずに出たので3人で朝からガストへ。
ちょうど台風が大阪に直撃するのは14時前後って事なので、昼で仕事が終わる嫁さんをまた迎えに行けばいいや、って感じの雑なスケジューリング。
しかし、ここで一旦家に戻りたいと子供達。
んー、イオンとかラウンドワンで時間潰そうかと思ってたのに帰宅。

午前10時あたりの空。

さて、大手を振って休みになった子供らは自宅でのんびりと。
自分も仕事部屋に籠もって仕事を。

正午過ぎぐらいに「そろそろ迎えに出るか」と思って子供らに声をかけると
「めんどくさいからお父さん一人で行ってきてー」と(笑)
そら君らは家でのんびりしとる方がええやろ、となんとなく腹立ちながらも出かける。

そろそろ雨や風が強くなってきてはいるけども、まだこの段階では経験済みのレベル。

しかし14時を超えた辺りで、外の景色は一変。
見たことの無いようなもんが飛び交い、ベランダに出ようにも風圧で窓が開かない。
なんぞ物が飛んで来て割れたら怖いので窓から離れる様に指示。

というかもうアレよね。こうなると過ぎ去るのを待つしか出来ない。
これ以上対策しようもないし、自分が取った行動は「寝る」という事でした(笑)

夕方目覚めると雨や風はすっかりマシに。
仕事に出かける時間になったので、車に乗って街に出ると信号機は曲がってるわ電線が垂れ下がってるわ・・・
駅前は停電で真っ暗で信号機もついてませんでした。

洗車機には様々な物が飛来しておりとんでもない状況。
勤務交代の際の会話が「第2室戸台風以来やわこんな風は」との事。

第2室戸台風は昭和36年。自分が生まれる10年前。
そりゃこんな台風、初経験のはずやんね。

きっとこの台風は団塊ジュニア世代以降の台風の認識を変えたと思います。

Togetterに今回の台風の事がまとめられていました。
https://togetter.com/li/1263541