いよいよ来たか・・・という感じですけどもSONYのMD録再機が生産終了になるようです。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20130131_585923.html
ソニーは31日、ミニディスク(MD)の録音再生に対応したオーディオシステム「CMT-M35WM」について2013年3月をもって出荷終了すると発表した。これにより、ソニーにおけるMD対応録音/再生機器の販売は全て終了することとなる。
販売終了の理由については、「MD機器の需要減が最大の要因」としている。なお、MDディスクの生産については当面継続。また、MDシステムステレオの修理については、規定に従い受け付ける。
MDが登場した時、僕はまだカセットテープが主な録音媒体でした。
1992年、僕はまだ21歳!
それなりにいいカセットデッキを使っていたので、バイアスを手動で合わせて
恐らくここがCDの最大レベルであろう!という所にアタリをつけて
録音レベルを設定。そしてドルビーBはかけたほうがいいかな・・とか考えたり(笑)
その前なんて、気に入ったレコードはものすごい高いMetalテープに
ドルビーdbxかけて録音して、そのテープから再度テープにダビングという
なんともわけのわからない事をしていました。
子供ながらにそれが一番いい音になる!と思い込んでいたんでしょうね。
MDウォークマンを持ったのは今まででたった一機種です。
メーカーも機種名も思い出せないほど適当に買ったものでしたけども
外に持ち歩いたりまではしていなかったような気がします。
一応、録音機能もついていたんですけど何かを録音した覚えもありません(笑)
それよりもメインで使っていたMD録再機といえば、YAMAHAのMD4Sという
マルチトラックレコーダーでした。
こいつとQY70でシコシコとデモテープを作っていたものです。
これが家のオーディオシステムに組み込まれていたので
普通に聴くときもこれを使って聞いていました。
このMD4SはMD DATAディスクという物を使うのですけども
普通のMDディスクとも互換性がありました。
思えば、MDって最初は音楽ソフトなんかも発売されていた気がしますけど
一瞬で見かけなくなった気がします。
僕自身もこれ以降、PCを購入してCD-Rが焼けるようになると
わざわざ録音する時に全部聞かなければいけないそのアナログさが
とても面倒くさいものに変わってしまいました。
おかしなもんで、それまではずっとそうして録音をしていたのに
便利なものが出来ると人間ってもう戻れないもんなんですよね。
そうやって録音してきた歴史の方がずっとずっと長いのに!
デモテープ作りもPCベースに移行してしまったら
もはやQYもMD4Sも単なる部屋のオブジェとなってしまい、
結局、ヤフーオークションで売り払ってしまいました。
MDウォークマンはまだ手元にありましたけども
これは音楽の仕事の際に、資料がMDで回ってくる事が多かったためです。
回ってきたらミキサー経由でPCに録音してしまってましたけども。
もう最近は資料がMDで回ってくる事はほぼなくなりました。
(人によってはまだカセットで回ってくる場合もあるそうで・・・・)
我が家には2013年現在、MDを再生できる環境はすでにありません。
MDはPCとの連携をもっときちんとすれば
もう少し長く生き残れたんじゃないかな、と思うんですよね。
シャープのAD-PCR2/PCR-3というUSBでPCに接続するキットがあったり
SONYからはMDドライブ内臓のPCなんかも出てましたけども
いかんせん他のメーカーからはなんのフォローもなかったのが残念な所。
Net MDという転送規格、そしてMDLP、Hi-MDという規格なんかも出ましたが
個人的にはその規格で録音された資料が回ってきて
まず再生できる物を持ってる人を探さなければならない、という
心の底からため息が出たような想い出しかもはや残っていません(笑)
なんにせよ、一時代を築いたメディアである事には違いありませんよね。
寂しいですけども、これも時代の流れなんでしょうなあ。
これだけの文章をどんだけの時間で書かれてるのかの方がよっぽど関心がありますw
30分ぐらいかな。
最近は見たことについての想い出とか感想をさらりと書いてみようと思ってるんよ。
すごすぐるww