ハナモゲラボ / 試行錯誤の実験人生

日々、PCや各種デバイス、楽器等に翻弄されながら電脳の森をさまよう男の日常と様々な実験をさらりと記しております。

13歳の孤独 ― 高槻殺人事件について

August 21 2015

地元でもある大阪で起こったこの事件。
結局、行方不明だった男の子も遺体で発見されるという結末になってしまいました。

中1女子殺害事件 40代男に逮捕状 死体遺棄容疑
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150821/k10010198221000.html

遺体で見つかった男子生徒 顔・手に粘着テープ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150822/k10010198631000.html

事件の経緯は色んなWebサイト、及びテレビの報道などで報じられていますが
何より一番不幸だったな、と思うのは13歳の中学生が行き場を無くして
深夜に街を徘徊するしかなかったというその境遇。

自分が13歳だった頃の想い出を一生懸命たぐり寄せてみても
帰れる場所があった、という事だけは思い出せる。
忘れられない様な嫌な思い出が出てこないという事は
家に居たくない、という感情を持つこともなくのほほんと暮らしていた気がする。

簡易テントを持ち出してまで、家を飛び出さずにはいられなかったその孤独は
恐らくどれだけ考えても自分にはたどり着くことが出来ないだろう。

あの頃の自分にはなかったスマートフォン、そしてコミュニケーションツール。
深夜0時に友達の家の前まで行って「泊めてくれ」と発信して
朝6時に「もうここには戻らない」と発信しているその事実を見て
自分が過ごしていた30年前とは全く違う世界がそこにあるんだなと思うしかなかった。

帰りたくないけど、行く所もないという感じでただ一人ウロウロしてる子供達を
近所でもよく見かけていた。
だけど、その子達はやっぱり子供であってたった一人で生きていくのはまだ難しい。
だからといってその子達の事情に他人が介入していくのも難しい。
何をするにも力が及ばない無力感ほど気持ちを砕くものはない。
大人でさえ生きていてそんな場面は何度も出てくるのに、
保護されてしかるべき子供達にそんな場面は余りにも残酷だ。

色んな小さな世界がパズルの様に張り巡らされて、この世界は出来ている。
しかもそこには目を覆いたくなるような狂気も一緒に潜んでいる。
タイミングと言ってしまうには余りに酷な気もするけど、
まさに悪い方向に全てが重なって、今回の事件が起こってしまった。

子供を持つ親としては、子供達にとって「帰るべき家」がどういう状態であるべきかを
問われている気がします。

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