毎年もはや恒例になりつつあるディナーショーでのバックバンドのお仕事。
なんぞ新しい事に取り組もう、と毎年なにかしらのテーマをみんなで考えて
取り組んでいってるんですが、今年は「ガッツリとしたコーラスもの」というテーマ。

選んだのは日本が誇るコーラスグループの元祖「サーカス」のデビュー曲。
1978年の大ヒット曲である「Mr.サマータイム」。

https://www.youtube.com/watch?v=uQJ7tlmWK_Y

今まではビートルズの曲などでコーラス物は演奏した事ありましたが
邦楽でここまでのがっつりとしたアレンジのコーラス曲をやった事はありませんでした。
数ヶ月も前から各パートに分かれて、それぞれ練習に励んだ上での本番。
若干怪しい所もありましたけども、演奏しながらハモっててとても気持ちよかったのでした。
分厚い歌声のハーモニーがそのままきれいに動く快感を今まで知らなかったのが
ちょっともったいなかったなあ、という思いです(笑)

この曲が流行ってた頃、自分は小学2年ぐらいでしたが
もうすでにベストテンも見てたし、FMのエアチェックも始めてたので
サーカスのこの曲はテープに録音して何度も聴いていました。

この曲よりも「アメリカン・フィーリング」の方が印象に残ってるかな。
あと、テレビドラマ「鉄道公安官」のエンディングだった「ホームタウン急行」!
ちょうどブルートレインブームと重なってて、あのエンディングに流れる
電車、そして車窓風景は誰もが覚えているはず。
実際、子供だった自分があのドラマをよく見ていたぐらいですし。

あの映像をもう一度見たいと思ってYoutubeで検索かけてみましたが
そのものズバリのものを見つける事が出来ませんでした。
しかし、あの映像に影響を受けたと思われる投稿者編集の物がいくつもありました。

この曲、自分の中では「アメリカン・フィーリング」とごっちゃになってましたが
今で言う「カップリング」の曲だったんですね。
「アメリカン・フィーリング」の方はJALの”COME TO AMERICA’79”という
キャンペーンのタイアップ曲で、奇しくも飛行機と鉄道のダブルタイアップという
なかなか変わったシングルなのでした。

この「ホームタウン急行」なんとアレンジが坂本龍一氏なのが驚き。
YMOの「ソリッド・ステッド・サヴァイヴァー」が1979年の発売ですから
こういうお仕事もやりつつの活動だったんだなあ。
ペダルスティールがふんだんに取り入れられたカントリーミュージックみたいな
アレンジなのに、まさかあの坂本氏だとは思いませんでした(笑)
サーカスの所属していたレコード会社がアルファレコードなのも関係してたのかな。