昨年末に4話連続で放送されていたNHKスペシャル「東京裁判」の録画を夜食のお供としてようやく全て見終えました。

東京裁判、正式名称は極東国際軍事裁判ですが、第二次世界大戦の後始末と
戦後の日本のスタートとなった出来事で、今に連なる靖国問題も元々といえば
こっから始まった事でもあるので、色んな文献などを読んではいるものの
ある程度の法務知識がないとちょいと理解するのは難しいんですわね。

東京裁判関連の映像で思い出すのは1982年の小林正樹監督の「東京裁判」ですが
4時間半に渡る記録映画で、しかも淡々と裁判の場面が続くからなかなかしんどい。
南京事件の場面で中国政府のプロパガンダ映像「中国之怒吼」を挿入してるなど、色々と問題があるわけですが「ざっとした裁判の流れ」を知るのにはとてもよい映画だと思います。
見終わる頃にはケツが痛いですがw

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さて、今回のNHKスペシャルのドラマは日本、オランダ、カナダの合同制作になっており
各国の判事達のやりとりにスポットをあてた物になってました。
この視点がとても新鮮で、4話とも引きつけられるように見入ってしまいました。

東京裁判関連での書物として「実際の傍聴経験がある」児島 襄氏が書いた
「東京裁判」上下巻が一番フラットに事実を書き連ねた良書なんですが、
そこにも判事達のやりとりとかはあまり出てこなかったので、今まではほんの「記号」に過ぎなかった各判事(日本ではパル判事だけが色んな意味でやたらと有名ですが)達の経歴などに興味を持てました。

東京裁判 (上) (中公新書 (244))

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それにしても今回、NHKは東條元首相などの被告達などを当時の記録映像をリマスターして、映像に溶け込ませていたのですが、これがまた全然違和感がなくて、どこからが新撮影なのかがわからなくなる瞬間もありました。

この映像とか驚きですわほんと。
1982年の小林正樹監督の「東京裁判」はモノクロでしたし余計に。

この手のものは見終わった所で、一体何が正しいのかなんてのが明らかになるわけではなく、そっから各々がどう考えるかって事になるんですわね。
「東京裁判史観」っていう言葉なんかもあるぐらいですが、僕個人は時代背景も含めて「そうなってしまったものは仕方ない」という捉え方から事実のみを知りたい感じなので、こういう描き方はとても新鮮で楽しめました。

どちらにも言い分はありますしね。
大事なのはそっから何を学んで次に生かすか、という事に尽きます。