胆石、というものを抱え込んだことが確定してから
やはり気になるのは、毎日の食事である。

なんせ脂っこいものを食べると襲い来る激痛。
このサイトによると、食べたらいけないものは以下。

胆石は一度できてしまうと、食事によってはそれ以上に大きくなってしまう場合があります。中には摂らない方がいいものもありますが、反対に摂った方 がいいものもあります。魚介類に豊富に含まれるタウリンは、コレステロールでできた胆石が大きくなるのを抑えることができます。タンパク質の少ない食事は ビリルビンで作られた胆石の成長を助長すると言われているので、意識してタンパク質を摂った方がいいと言えます。食物繊維はコレステロールを阻害する働き があるため、積極的に摂りましょう。食物繊維を摂ることによって便秘にもならず、腸の内圧が疝痛発作の原因となることもありますので、十分な食物繊維を摂 るようにしましょう。ビタミンCとEは、胆汁酸の排泄を増加する働きがあります。胆石ができるのを予防する作用もあるため、ビタミンCとEの入った野菜類 や果物などを取るように心がけましょう。豆類もいいでしょう。

※脂肪分の多い食べ物(避けなければいけない)~マグロ、うなぎ、卵黄、牛・豚肉、ソーセージ、マーガリン、マヨネーズ、落花生、天ぷら、サバ等

ハラが痛くなった時の食事を思い返すと

  • 卵3つ+オリーブオイル半カップのスペイン風オムレツ
  • 焼肉のタレで炒めた豚ばら肉がたっぷり載ったラーメン+生卵

・・・・・そりゃ痛くなるわ。

手術までの間、できる事ならあの痛みからは逃れたい。
なもんで毎日が自分の体を使った実験みたいなもんである。

「鳥の胸肉なら脂分も少なさそうだし、ゆでれば問題なくね?」
と思って、棒々鶏を作ったのだがゴマダレの油でアウト。

ほっけの塩焼き食ってセーフだったから、じゃあイワシの煮物を・・・
鈍痛が襲ってきてアウト。
(お医者さんに聞いたらどっちもアウトだそうだ。)

仕事に向かう途中でビビリながら食べたビーフカレー(肉は食べず)。
キリキリしてくる鈍痛。

これはもうとことん「脂」というものを避けろという事なんだろう。
ラーメンを食べに行ったときには必ず
「チャーシュー脂身多めで、あ、背脂も多めでねー。ご飯は大でー」
がデフォルト仕様だったこの僕がたどり着いた究極のメニュー。

それは「もやし」

一袋30円弱の激安食材。
もちろん炒めるわけにはいかないから、茹でたもやしをポン酢で。

  • ごはん茶碗1杯
  • あさりの味噌汁
  • もやしの茹でたものにポン酢
  • 冷奴、もしくはきゅうりの酢の物

こんなメニューを毎食、毎食食べて二週間。

なんと体重が6kgも落ちました。

過去、あれだけジムで走ったり泳いだり、筋トレしたり
テレビの前でビリー隊長とともに必死にダンスして
エクササイズ終わりの隊長の「Yes……Yes!」にちょっと涙してた時には
まったく辿りつけなかった領域にいとも簡単にたどり着いてしまいました。
運動している!という安心感なのか、食べるものはまったく気を使ってなかったんですな。

やっぱりダイエットって食事なんだ、という事に気づきましたわ。
肉はまったく口にせず、油類は一切避けた結果が、おそらくこれなんでしょうけど
もやし一袋ってラーメン食ったぐらいのボリューム感は確かにあるので
「食べ足りないなあ」という感じはほとんどない。
(痛みがある時に大食いする気がしない、という事もありますが)

おそらく自分の年令の基礎代謝より少し少ないぐらいのカロリーなので
そんなに無茶な方法ではないとは思いますが
「腹が減った」というストレスがないのは救われています。
野菜を使ったメニューをもっと取り入れていけば大丈夫かな。

手術まではこういう食事を続けて、毎日を安らかに過ごそうかと思います。
胆石ガイドのこのページに載っていた事みたいならないように・・・・・

隣のベッドのTさん。入院してからずっと絶食で24時間点滴をしています。聞けば、検査をして分かった結石の大きさは砂粒くらいだそうです。それが何千個 と胆嚢の中に詰まっていて、無事検査入院も終わり、明日胆嚢摘出術のために入院という前日の晩の事です。もうここまできたらあとは手術をするだけだから と、それまで我慢していた焼き肉を食べたんだそうです。脂っこいものを食べると疝痛発作が出るので御法度です。Tさんは、どっちにしても明日入院だし、痛 みが出たら鎮痛剤を使えばいいと思ったのです。その結果……焼き肉を食べて胆嚢が胆汁をたくさん出そうと張り切ってしまったのでしょうか。胆嚢が収縮した ときに一気に200個ほどの結石が胆管めがけて降りたんだそうです。(数えたのでしょうか)発作を起こし、鎮痛剤を飲んでも効かず、明日の入院を目の前に して救急車で運ばれてきたのです。診察の結果は、お腹の中が胆汁だらけだったそうです。Tさんはお腹に管を入れて胆汁を出す処置が24時間行われ、食事も とれなくなったばかりか手術も延期になってしまいました。「自分が悪いから」と言っていたTさんですが、自分が入院したときすでに点滴と管につながれて寝 たきりだったのが、手術を終えて退院するときもまだそのままの状態でした。医者の話はよく聞くもんだと思った出来事でした。

((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル・・・・・