都市伝説、というものは国を問わず色々とあるようで・・・
僕たちが小さい頃は「口裂け女」などがありましたけども、こういうのは
インターネット時代になっても脈々と生き続けているみたい。

アメリカのホラーサイトで2009年に話題になった「スレンダーマン」の都市伝説。
スレンダーマンのまとめサイトはこちら

もともとは超常現象的画像を作ろう、というコンテストから始まったみたいですが
この伝説を信じてしまったアメリカの女学生が同級生をめった刺しにする事件が
起こってしまいました。

「スレンダーマンと暮らすため」 少女ら同級生めった刺し
http://news.tbs.co.jp/20140606/newseye/tbs_newseye2219233.html

「スレンダーマンの代わりに人を殺したら、スレンダーマンと一緒に暮らせると思っていた」(容疑者の少女)

スレンダーマンと一緒に暮らすため、殺害の対象となったのが、同級生の少女でした。3人は事件前日、一緒に寝泊まりし、その翌日、公園に一緒に遊びに行ったところ、森に誘い出し、 凶行に及んだといいます。容疑者の少女のバッグの中から刃渡り13センチのナイフが見つかりました。

幸い、被害者の少女は死なずに済んだので本当によかったんですけども
12歳という多感な年齢とはいえ、ちょいと調べればネタから始まったとわかるはずなのに。

僕たちが小さい頃はインターネットなんてものはなくて、
本当に口コミだけでこういう都市伝説は広がっていきました。
情報の真偽を確かめる術はなくて、それどころか誰かが勝手に付け足した情報が加わり
どんどん話が大きくなっていった気がします。

情報を得やすくなり便利になった今でも、こういう事件が起こるのは
いったい何が悪いんだろう、と考えてしまいます。
何をこの少女達に教えるべきだったのか?
もしかして、検索エンジンの使い方をきっちりと教えていれば回避出来たのでしょうか。

そう思う反面、どんなに世界が便利になってもこういう事件はなくならない気も。
そこに書かれてる事が全て、と全てを盲信する人達なんてあちこちで目にしますしね。

結局はその人の内面が全ての元凶なんだろうね。

 「スレンダーマン」の都市伝説を信じ、同級生を刺した2人の少女。しかし、容疑者の1人の少女は、こう供述しているといいます。

「奇妙なほどに後悔していない自分がいる」

人に命に手をかけたというのに、自分の行為のみを正当化する。
こういう人間、いくらでもいるわねそういえば。

世界はいつでも危険と隣り合わせだ。生き抜くのは奇跡に等しい事なのかもな。