ハナモゲラボ / 試行錯誤の実験人生

日々、PCや各種デバイス、楽器等に翻弄されながら電脳の森をさまよう男の日常と様々な実験をさらりと記しております。

生涯現役とはどういう意味なのか - 張本氏とキングカズの違い

April 14 2015

なかなかの盛り上がりを見せている野球解説者の張本氏による
三浦知良選手に対しての「J2は2軍と同じだから早くやめなさい」の発言。

そもそもこれはサンデーモーニングの「週刊御意見番」内での発言だったそうで。
https://www.youtube.com/watch?v=u88ztEr_Qso

個人でやる競技ならともかく団体でやるスポーツだから、監督も気を使うし
何より若い選手に居場所を与えてあげないと、という意見は少しわかるけども
J2と野球の2軍を一緒にされるのはさすがに勉強が足らないなあ、と。

そもそも、なんですかねこの「御意見番」とか「大御所」ってのは。
このコーナー、見かける度に意図がさっぱりわからないんだけども
「言いにくい事をはっきり言う」から御意見番という風潮が評判、だというなら
意見が言いにくいというその事自体を問題にしないとダメな気がするが。

野球選手としての実績ももちろんあるのはわかるけども、
こんな「御意見番」とか「大御所」みたいな位置に据えられる事に甘んじてしまったら
それと同時に人としての謙虚さを差し出しているのと同じじゃないですかね。

ましてやスポーツ界でずっと仕事をしているのであれば
その業界のつらさとか選手で居続ける事のつらさもわかってるはずなのに
テレビ的な要求に甘んじてこんな物言いを続けてたら自分のやってきた事に唾吐くのと同義。
まず最初に、同じ業界で頑張ってるいわば後輩に対しての思いやりがないとダメだし
「辞めた方がいい」と思っていても、それは本人にそっと言ってあげればいいだけの話でしょ。

少し前に高校野球らしさについてのエントリーを書いた事もあったけども
時代が流れる度に常識なんて変わっていって当然なんだし
自分がやってきた事に自信があるのならば、その業界の変化にも柔軟に対応するのが
本当の意味での「愛」であって、自分の実績とかその時代の常識だけに囚われて
「影響力」を武器にそれをまき散らす行為は「害悪」としか言い様がない。

そもそもまともな人なら「御意見番」とか「大御所」とか言われたら
普通は「ちょっとそれはやめてくれ」って言うと思うんやけどなあ。

自分はPC関係、そして演奏といういわば「技術」の世界でメシを食っているせいか
年下であろうが自分より優れた人がいっぱいいて当然だと思ってるし
先輩後輩、というよりは「○○仲間」という感覚でずっと関わっていきたいと思ってます。
もちろん「人としての礼儀」はわきまえた上で、というのは当然ですが。

カズ引退勧告で大炎上! “困ったOB”は張本氏だけじゃない
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150413-00000026-zdn_mkt-ind

「日本プロ野球で古株と呼ばれるOBの中には『自分こそが絶対であり正しいんだ』と思い込んでいる人が残念なことに多い。そういう人たちは指導者になれな いか、もしくはコーチや監督になったとしてもチーム内から反発を食らって結局は球団にクビを切られてしまうケースが大半です。

指導者になっても今の時代背景を受け入れようとせず、ロクに勉強もしないで選手たちに『オレの若いときはこうだった。だからオマエのやり方は間違っている』と決め付けて強要するから総スカンを食らってしまう。選手側の立場になって相手を理解しようということがまるでできないのです。理論そっちのけでただ 文句を言ったり、イチャモンをつけたりすることだけが自分の義務であり仕事なんだと勘違いしてしまっている。

気合い、根性、ハングリー精神。そんな言葉がまかり通る時代もありました。
でもそんな言葉がなくなった、というよりそんな事は当たり前になったとも言えましょう。
ウサギ跳びが腰に悪い、と判明したこの21世紀においてはそれ自体が
もはやナンセンスという見方もありましょう。

「学ぼうとする謙虚な姿勢」はどんな年齢になっても変わってはいけない物。
今回のケースは全てが悪い方向に重なってしまった結果だと思いますな。

キングカズの返答はこちら。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150414-00000075-sph-socc

「もっと活躍しろと言われてるんだなと思いました。『これなら引退しなくていいよと言わせてみろ』と(張本氏に)言われてるんだな」と前向きに受け取ったことを明かした。

「僕が子供の頃に巨人に来たんですよね。長嶋さんが引退した後にどんな人が来るんだろうと注目していた。王さんと組んでものすごい活躍をしたことを覚えている。背番号10番だったよね」と少年時代の記憶にあるあこがれのプロ選手だったことも明かした。

「あこがれのスポーツ選手に言われるのは光栄です。激励だと思いこれからも頑張ります」と19日のホーム長崎戦での奮闘を誓っていた。

相手をまず思いやるキングカズのこの言葉に「ああ現役とはこうあるべきだよな」と
ひたすら感心してしまいました。
そして「一番の敵は自分自身」というストイックさがこのインタビューからあふれ出ています。
少なくとも公共の電波上で誰かをつるし上げて「喝!」とか絶対に言わない気がします。

自分自身も「生涯現役」でありたいです。
もちろん今の自分の器ではこんな大人な対応は出来そうにありませんが(笑)

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