以前、赤ストラトのフロント・センターピックアップをダンカンのSSL-1に交換したという記事を書きました。
その際に元々付いていたダンカンのJBjr.を断線させてしまったか何かで壊してしまいまして。
応急処置って事で元々のテキサススペシャルに戻していたんですが、今回フロント・センターと同じダンカンのHot Railsに交換しました。
ダンカンのシングルサイズピックアップの中では最も出力が高いやつです。
もともと、あんまりリアは使わないのでこのままで良いっちゃあ良いんですが、ここはもうとことん行ったれと。
一番出力高いのをつけて、コイルタップスイッチを付ければテキサスぐらいの音になるかな、と(笑)
届いたHot Rails。
Seymour Duncan SHR-1b Hot Rails White ブリッジ・ポジション用 ホット・レイル ◆並行輸入品◆
そして、コイルタップスイッチはどんな形にするかいね、と。
最初はミニスイッチを増設すりゃいいか、と思ったんですがそれやとピックガードに穴開ける作業が。
それも面倒くさいので、今回はセンタートーンをプッシュ/プル形式のスイッチポットに交換する事に。
後から気付いたのだけど、ピックガードに開いてる穴よりもかなり小さい直径のポットを購入してしまいまして。
まあ、ワッシャー挟んで固定するので別に支障はないんですけども。
それよりこの高さよ。今開いてるキャビティに入るんかいと思ってましたがギリで大丈夫でした。
早速、取り付けと配線。
シングルサイズハムはスタックタイプなんでかなりの高さがありますが、以前のJBJrを積んだ際にボディをだいぶ削ってあります。
スイッチポットにピックアップから伸びているシールドを届かせる為には、芯カバーをかなりの長さで切り裂かないとダメでした。
ここは中の芯線を切ってしまわないように慎重に・・・
以前までは付いてたマニュアルなどを見て、ただその通りに配線してただけでした。
今回はちょいと奮起して、各部品の役割をネットで検索しまくって把握する事に。
ポットの3つの役割、そしてピックアップセレクターの構造などなどはEXEM GUITARSさんのブログから情報入手。
あとはシンコーミュージックから出てる「ギターの構造に強くなる本!」をもう一度読みまくりました。
スイッチポットへの配線がもうこの年になると肉眼では見えない(笑)
作業にルーペは必須です・・・
そうそう、今回からハンダごても新調しまして。
以前まではコーナンで適当に買ったやつを使ってましたが、コテの先がもう変色してしまってハンダが落ちてくれなくなって。
作業効率も悪いし、いっそのことコテ先が交換出来て、温度調節出来るヤツにしとこうと。
新しいコテのおかげか作業自体はこの間のベースの修理時より格段にスムースでした。
交換完了したその夜が、週末スペース・ジオンでのライブ。
実戦でのテスト運用、って事で早速持って行く事に。
Duncan Hot Railsを弾いてみた間奏
以前のJBjrと比べても凶悪に野太くなりましたが、それでもやっぱりレスポールのハムサウンドとはまるで違います。
レスポールの音が欲しければ、素直にレスポール買っとけ、って事なんでしょう(笑)
ちょっと意外だったのが、コイルタップしたリアの音も普通に使えるやん、って事です。
確かにテキサススペシャルよりもペラい音ですけども、タップにしといてセンターとのハーフトーンとかめっちゃきれいです。
これもスイッチポットに抵抗をかます、という方法でどないでも出来そうではあります。
PRSのギターはコイルタップスイッチに最初からそういう抵抗を取り付けているらしい。
あとクリーントーンも出力が大きいせいか、ほんの少しだけ歪んでしまいます。
それはそれで、なかなかオールディーなサウンドとも言えるので、使い勝手はかなり上がりました。
ようやく弾いてて楽しいギターになった気がします。
しばらくはこっちを弾く事が多くなるかもですね(笑)