さてと、世界はえらい方向に進んでおりますね。
届く物はマスク2枚という事が発表されて、なんじゃそら!って新喜劇ばりにツッコんだ後に緊急事態宣言という流れに世の中は動いていきました。

ライブハウスでコロナ感染者が大量に出た以上、どうしても世間のイメージは冷たい方向に行くのはしゃーない。
あれよあれよとイベント中止は確変で7が3つ揃うかのようにスッコーンと来ました。
ご覧下さい。ライブ予定は真っ白です。
https://blog.g-fellows.com/gigs-information/#s202004

「自宅待機を応援する」とばかりにAVメーカーのソフトオンデマンドが「200本無料」キャンペーンを行ったり、なぜか世界的に大人のオモチャの販売が急増したりと、なんていいますか「人間の強さと本質」を垣間見たような気もします。

ここで嘆く事はたやすい、アベやめろ!モリカケ!と声をあげるのも同じ。
しかし、逆境でも人間が子孫を残そうとする本能の様に我々演奏家も何かを残さなければならぬ。
あ~このままだと演奏出来る所なくなっちゃうよう、って泣いてても仕方ないですからな。

と、ここで思ったのがあちこちで急に増えてる「ライブ配信」。
いまやスマホがあればたやすく誰もが配信出来る世の中になりました。
しかし、演奏を届けるとなるとスマホのマイクは所詮通話用なのでどうしても音質は悪い
そして1方向からのワンカメラ。見てる方もこれは面白くない、と。

映像編集のノウハウは仕事である程度持っていても、映像配信はやった事がない。
・・・・・いや、過去Ustreamがあった頃に何度かやったっけ。
あの時はパソコンにUSBカメラ、マイクに高品質マイクを挿して配信してました。

そりゃね。専門の業者にお金出して頼めばカメラマンいっぱい連れてきてくれてええモン作ってくれるでしょう。

  1. 手持ちの機材と会場の機材を組み合わせるモバイル移動形式
  2. 3カメラでの配信(有人でのマニュアル操作、無人での自動切り替え含む)
  3. 音声は会場機材のライン音響、マイク集音をブレンド出来る形式

この3つのクオリティを「自分達のノウハウ」として最小運用出来るのか、というチャレンジ。
クオリティを上げれば(もちろん撮影するコンテンツの質が最も重要だが)課金という流れにも繋げれる。
お金を払ってもらう以上、クオリティは良い方がいいに決まってますしね。

昔と違って今は配信用のオープンソースソフトがある。
それがOBS Studio。フリーソフトとして配布されている。

YoutubeやFacebook Liveなど主要ストリーミングサービスにほぼ対応しており、
なんといっても複数繋いだカメラやノートPC上のファイル、ウィンドウなどを全てレイヤーにまとめて流せる、ってのいうのが最大の魅力。
シーンに各カメラを登録しておけば、クリックして切り替える事も出来るし、プラグイン使って「10秒毎に切替」という事も可能。
例えばバラエティ番組のワイプみたいにカメラ1の映像を背景に、右下に小画面でカメラ2なんぞも出来る。
なので右上にロゴ入れたりなんかも、簡単に出来たりするのだ。

これをノートPCに入れて、手持ちのオーディオインターフェースを持って行けば・・・と。

出力はYouTubeなので720pでいいかな、と思うのでこんな感じが現状の脳内妄想システム1.0。
起こりうる問題として

  1. USBカメラが3台認識するのか?ケーブル長めに引き回しても大丈夫か?
  2. USB3.0の帯域でカクカクにならずに各カメラの映像が流れるのか?
  3. USBバスパワーのオーディオインターフェースでノイズが乗らないのか?

などなどと問題は山積みですし、なんせこれも「やってみないとわからない」という。

で、USBカメラをとりあえず揃えようと買い物に行ったら・・・なんとどこも置いてないっ

ネットでも根こそぎ入荷未定。
と、これはコロナ関連で大陸からの便が少なくなってるのと、昨今のテレワーク奨励のおかげで品薄なんですって。

ならば今は手持ちのZOOM Q2nをWebカムにして・・・と配信実験をやってみたらなぜかノイズが乗る。

手持ちのUSBオーディオインターフェースがUSBバスパワーでしか使えないのが原因?なのかも。。
なので、今はWebカメラが届くのを待っている、という状況です。

ま、映像をZOOM Q2n/音声をQ2nのマイクの1カメラだとノイズも乗らない事を確認済み。
あとは、Youtubeを通した所で会場の回線速度などの問題も絡んでくる・・・
720pだと動画ビットレート範囲: 1,500~4,000 Kbpsって事なので上りで8Mbpsぐらいあれば大丈夫かな。

しばらくこの実験は続きます。