購入してから8年間使い続けているワイヤレスシステムRelay G50。
それこそトランスミッターTBP12に関しては、ちょいと特殊なケーブル事情や若干太いEneloopのおかげで様々なトラブルに巻き込まれて来ました(笑)

今回は出音の途切れが頻発するようになったのをきっかけに、もうトランスミッターだけ新品にしようかと思たんです。
が、この情勢のせいか長らく欠品状態。そしてそれに伴って値上がりも甚だしいのです。

一応LINE6のサイトを見ても、まだ現行品。
https://line6.jp/products/relay-wireless/

というか、後から出たフットストンプタイプのRelay G70/G75が生産完了品になってるんですな。
なんぞ問題でもあったんやろうか・・・

まずはいつも修理でお世話になってるエヴァ電子楽器様にメールで修理の受付をしてるか問合せ。
すると、この機種の修理は受け付けてない、との返信が。
あの何でも治してくれるエヴァさんでもダメなんか・・・・と目の前が真っ暗になりましたがこういう時にはyoutube。

すると海外のユーザーがトランスミッター分解している動画を発見。

なるほど・・・T6のトルクスドライバーがあれば簡単に分解出来そうである。
ダメでもともと。アカンかったらもう値上がりしてる新品買うか、システム毎買い換えるかじゃい。

分解してみる

T6のビスは4本。
動画では「電池の蓋に小さなスプリングが使われてるからそれを紛失しないように」と喋ってはったのでそれに注意。

このトランスミッター。過去にもこのブログに記事が色々残っています。

Eneloop Proが普通より少し太いために起こったトラブルではアルミホイル放り込んで対処。

隙間 ― まさかの電池サイズ違いで起こったトランスミッターのトラブル

そして、電池の蓋側にハンダを盛ったり

増設 ― Relay G50トランスミッターとEneloop Proの相性問題解決

ここ最近はもうEneloop Proの使用はやめて通常のEneloopに戻してました。
しかし、電池の跳ね上がりがどうも悪くて、汎用電池ボックスのスプリングを放り込んで使用してたんですな。
その跳ね上がりが悪かった原因が分解して判明しました。

左側の板バネの下にないとアカンパーツ、硬質ウレタンが取れてなくなっていました。
その為に板バネが下にペタンと付いてしまってて、電池がはね返って来なかったって事です。
そこにスプリングを放り込んで無理矢理通電させてた、というのが今回の途切れの原因かな、と。

たまたまウレタンが手元にあったんで、サイズを合わせて板バネの下に接着。
底側に定着してた板バネもラジオペンチで戻しました。
蓋側の通電金具に盛ったハンダも吸い取り器で除去。

長きに渡るスプリング使用で変形してしまってるのが見えます。
これはちょっとアカンよね・・・・
下側もそうですが、電池の蓋側にも過剰な圧力がかかってあんまよろしくなさそう。

無事に電源が入りましたが、フタの部分が若干浮いてしまってます。
フタの部品だけでもどこかで調達して交換すれば済む話なんですが、今回の作業で音切れ・ノイズはなくなりました。
振っても叩いてもトランスミッターの再起動はナシ!

フタの部分はどうやらLINE6の公式ショップで販売されてる様子。
https://shop.line6.com/tbp12-battery-door-assembly.html

ただ日本に送ってくれるのかどうかが微妙。
あとはジャック部分を樹脂製から金属製に交換、というのもやっておきたいんだが
これに関しては海外フォーラムでの記事を発見したので、パーツさえ入手出来れば出来そうやね。

T6トルクスドライバーさえあれば分解出来る、というのがわかっただけでも前進です。
まだまだこのワイヤレス、使い続けまっせ。
なんせ現行品ですからなまだ(笑)