ハナモゲラボ / 試行錯誤の実験人生

日々、PCや各種デバイス、楽器等に翻弄されながら電脳の森をさまよう男の日常と様々な実験をさらりと記しております。

泥臭いブルースが洗練されたクラシックへ変わる時

November 13 2015

浪速のブルーズマン、というフレーズで誰を思い出すのか?という件について
まずは憂歌団!が出たりするのはとりあえず置いておいて
やっぱり僕は月亭可朝師匠以外が頭に浮かばないのです。

破天荒な芸人、という言葉そのものを絵に描いた様な師匠の生き方、
そして2つしかコードを知らないしチューニングも楽屋の誰かにやってもらうという
そのエピソードそのものがもはやブルーズしているわけですよ。

例のストーカー事件の後、テレビインタビューに登場した師匠は
ちゃんとカンカン帽を被って登場して、代表曲「嘆きのボイン」のメロに乗せて
「可朝は7年間不倫してきてその結果~警察に御用やで~」とコメントし
そして「今まで言う事を聞いてくれてありがとうございました」という
月亭可朝というパブリックイメージに対して聴衆は何を求めているかという事に
プロとして全力で応えるという姿を見せてくれました。
あれを「プロ」と言わずしてなんと言うか。
もちろん大バッシングを受けていましたが(笑)
しかも、結果的にストーカー見たさで仕事は逆に増えたそうでww

師匠は立派な落語家なんですが、やっぱりギター弾いて歌うあの姿が
世間には浸透している様子で。

師匠の1969年(!)のデビューシングルである「出てきた男」のライブ映像はこちら

師匠が弾くオブリには、やはり師匠ならではの間や哀愁がありますね。
これは簡単にコピー出来るニュアンスではありません。
しかし、この2つだけで翌月に発売された「嘆きのボイン」も作られてるわけですがw

ちなみにカップリングの「女は魔もの」も全く同じ2コードの曲です。
このワンスタイルオンリーはもはやジョン・リー・フッカーのブギーみたいなもんで
師匠のスタイルとして昇華されている気がします。

この泥臭い哀愁漂うマイナーブルースはどうにも改変出来ないだろうと
思っていたのですが、あのレリゴーのMay J.さんが凄まじく綺麗にカバーを
している映像を発見してしまいました。
これはもう笑うというよりかはただただ感動してしまいます。

「星に願いを」に乗せたイントロも曲のテーマからはかけ離れていますが
編曲というのはやっぱりすごいんだなーと思う事例でありました。

「上げ底のボインは~」からのアレンジがまさに秀逸。

でもやっぱりオリジナルが一番好きですけどねw

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