仕事を一応納めた、といえど緊急で何があるかわからん業務体系なもので。
昨夜はまず京都ケントスへ向かいました。

33年と10ヶ月という途方もない年月の歴史がこの大晦日で閉じます。
考えたらすごい長い間ですわね。
なんせ、自分が中学生の時に営業開始したって話ですわ。
電車乗ってわけわからんまま北野天満宮に受験のお参りしに行った時にはすでに京都ケントスは営業してたって事ですよ!(笑)

京都ケントスは8年前まではほとんど関わりがなかったんですけども、Black Diamondというバンドを結成する際に声を掛けて頂いてから、ほぼ6年間の間、毎月出演していました。
Lisa&The Five Caratsも元はといえば、京都ケントスで演奏依頼をもらって結成したバンド。

やっぱり閉店までには顔出しておかなきゃならんね、と。
ギターのリュウ君が倒れた時とかに代理で出演などはしてましたが(笑)

6年の間で知り合ったスタッフ、そしてお客さんも閉店するって事で大集合してはりまして、皆さんに暖かく声を掛けてもらって幸せでした。
「なんじゃこいつ、何しに来てん!」とか思われる様な振る舞いをしてなかったという己への評価でしょう(笑)

店内は大混雑ですしただでさえデカくてかさばるので、楽屋に行ったりとか邪魔にならない様に・・・
なぜか別枠で下の蕪屋で飲み会をしていた同級生テル氏とまさかの合流。

ステージ途中、ハウスバンドに混ざって二人で4曲だけ弾かせてもらいました。
自分はリュウ君のギターを借りて、リュウ君はスタンドボーカルで。
もともとリュウ君はスタンドボーカル経験も長いので、めちゃめちゃサマになってましたなあ。

とても楽しく演奏した後は、お客さん達と色々とお喋りをば。
(テル氏はほろ酔いでゴキゲンに電車で帰っていきました)
通い詰めたお店がなくなる、というのはそのお店の存在時間が長ければ長いほど辛い、でしょうね。
自分はもう出演側の人として、あちこちでお店が閉まるというのを長い間見過ぎてしまってますから、若干マヒしてる部分はあります。

京都ケントスはお店の名前と営業形態(金・土のみのライブスペース営業)が変わって2020年からも営業は続きます。
そして、実はその1回目の週末、1/10(FRI)、1/11(SAT)のライブは自分がギタリストだったりします。

考えてみれば、色んなお店が閉まるのを見て来ましたねえ。
ひどい話ではある日、お店に着くとテレビで見る様な黄色いテープが貼られて警察が現場検証してたりとか。
お店に着くと楽器がすべて表に出されてドアの鍵が変わってた、とか。
ビルのテナントがどんどん減少していって、最後にその店だけぽつりと残ったとか。
給料未払いでローカルニュースにて報道されて、良く知った顔がモザイクかけられて声にもエフェクトかかってたとか。

そんなんばかりを間近で見て来ただけに、33年も続いたのが本当に奇跡やな、と。
そして、まだその場所は残り、少なくなりつつもライブが出来るってなんて幸せや、と思うんですわね(笑)

うむ。あのロゴと背景にフランチャイズ料は果たして(以下、大人の事情

京都ケントスを出たのはAM1:00過ぎぐらい。
そこからはまっすぐにジョニドスに移動。

昨年と同様、お世話になったご挨拶を。
ここではBOØWYの「Only You」をぶっつけで弾きましたが、ソロがボロボロでした(笑)
なんせ、今年はLUNA SEAでしたし、2年近いブランクが・・(笑)

深夜2時半を過ぎた頃になると、京都ケントスから2名、そして近所で忘年会をしていたというバンドマン集団が合流するなど期せずして飲み会状態に(笑)
これもやっぱりジョニーさんの人徳なんでしょうね。

帰宅したら5時。
すこし眠って起きたら大晦日。

私はなぜか

温度計を使ってステーキを焼いておりました。

というのも前日に前から欲しかった鋳鉄製のグリルパンが届いたんです。
ダッチオーブンで有名なロッジ社の26センチグリルパン。

これで網目をつけてステーキ食べたかったんですわね。なので練習をば。

そんな感じで2019年が暮れていきます。
来年早々に色々と今後楽しそうな事が控えてたりするので、希望を持って2020年を迎えたいと思います(笑)

皆さま、よいお年を。
来年も実験人生を書き記すこの「ハナモゲラボ」をよろしくお願いいたします。