ハナモゲラボ / 試行錯誤の実験人生

日々、PCや各種デバイス、楽器等に翻弄されながら電脳の森をさまよう男の日常と様々な実験をさらりと記しております。

映像 ― 4Kリマスター版「東京裁判」を見て

August 28 2020

ここ最近、ライブ配信というものに手を出しているせいか映像について色々と学ぶ事が多くなっている。
考えてみると日本でテレビ放送が始まったのは1953年。カラー放送は1960年。
物心ついた頃の我が家のテレビは白黒でした。
カラーテレビを購入後、その白黒テレビは自分の物となりPC-6001(パソコン)を繋いだりして使っていたもんです。
その後、SHARP X1(パソコン)を購入して、ようやく自分の部屋にカラーテレビが。
成長と共にビデオデッキも必要(ちょうどアダルトビデオ黎明期)となり、家を出て一人暮らし。
真四角だったテレビはワイド画面になり、そしてブラウン管から液晶テレビへ。

このように映像機器の発達と共に成長してきた、といっても過言ではありません。

「すげえ!こんなディスクに映像が?」とDVDで喜んでいたのも覚えていますな。
720×480の映像をうっとりする様な目で「きれいやなー」と眺めていたもんです。
ビデオみたいにトラッキングノイズもあらへんしね(笑)

それは今ではBlu-rayで1920×1080(フルHD)ですからな。
人間、一度クオリティを上げたのを見てしまうともう前の世代の画質には満足出来ない。
たくさん買った映画や音楽モンのお気に入りDVDも、出来る事ならリマスターされたもので見たいわけです。
アップコンバートされるとはいえ、所詮それは「きれいに見せる為のまやかし」みたいなもん。
無理矢理機械的に拡大されたものじゃあやっぱりね。

出来る事ならライブ配信も「大画面で見て堪えうるクオリティ」を目指したいなと思い試行錯誤中なのですな。

そんな矢先、訪問先で「昨日これを映画館で見て来たんです」と渡されたのが
1983年公開の「東京裁判」の4Kリマスター版のパンフレット。

「東京裁判」はそれこそ過去VHSビデオの時代から何度も何度も見返したドキュメンタリー。
2004年にDVD化された時もすぐに購入しました。
この4Kリマスター版は昨年公開されて、すでにソフト化して発売されているそうで。

DVDとBlu-rayの2つが出ていましたが、もちろんBlu-ray版を購入。

4時間37分という見るには気合のいる映画ではありますが、現代史を学ぶ前には必ず目を通しておくのが良い名作。
この映画を見る前に児島襄氏が書いた「東京裁判」の上下巻を読んだ方が流れがわかりやすいので良いかもしれません。

裁判の経緯と共になぜ日本が戦争に突入していったかを淡々と映像で見る事が出来るのがこの作品の良いところ。
ただ、やっぱり昔に見た時はオールモノクロなので、いまいち他人事みたいな感じがしてたのは事実。
モノクロの写真や映像はやっぱり「昔の出来事」という先入観を持ってしまうのは仕方ありませんわね。

この4Kリマスター版の予告動画がYoutubeにアップされています。

最新リマスター技術の凄まじさを感じずにはいられない4時間37分でした。
カラーやモノクロという形ではなく、我々が臨場感を覚えるのは「解像度」なのだという事を理解出来た気がします。

そういえば2016年の年末にNHKが放送した全4話のドラマ「東京裁判」に、当時のフィルムをリマスター、そしてカラー化した映像が使われていました。

今回の映画「東京裁判」も予算と時間さえあればオールカラーにする事もきっと出来たんでしょうね。
NHKはこの8月には太平洋戦争関連の特番が多いですが、その中でも様々な歴史的映像をカラー化して挿入しています。

先月、出版された「AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争」という本も購入しましたが、この本も圧巻でした。

我々が今、立っている世界というのは様々な出来事を経て成り立っています。
白黒映像でしか残っていないので、意識としては昔の出来事、他人事と分断されてしまいがちですが
当時の人はもちろん総天然色でその光景を見ているわけですから。

こういう作業にはお金と時間がかかるのはわかってますが、後世にリアルに伝える為にも継続して欲しいもんです。
NHKの「映像の世紀」も2016年にデジタルリマスターされてるらしいしBlu-ray版買おうかなと思ってます。

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