我が家は子供達に対していわゆる「歩合制」の週払い制、というのを長らく採用しておりました。
過去記事にもそれについて記した事もあります。
この制度、けっこう長い間我が家のルールとして運営されてきましたが、ここ最近色々と綻びが。
いくつか設定された「お手伝い」をクリアすれば報酬が得られる、という方式なのですが、結局「やってもやらんでもいい」という制度では「やらない」事を選びますわね人間は(笑)
んで、ちょっとお友達と出かけるって場合は「これぐらいあればええかのう」とお金を渡したりしてたんですが、それやと「何かイベントがあると無条件に得られる」という解釈にもなりかねないな、と。
それを実感したのが今年のお正月。
お正月なんでお年玉を渡しますやん。
「ありがとう!」と受けとるものの、コタツの上に放置したまま自分の部屋に行ってしまうのが判明。
あ、もしかして「お金のありがたみ」ってのが伝わってないんじゃねえのか、という疑念がわきまして。
上の娘はもう14才。
あと2年も経てばアルバイトも出来る年齢になるし、4年経てばヘタすると家を出て一人暮らしをする事になるわけで。
その時にはもう生活費とか家賃とかを自分で管理出来るようにならんといけません。
お金を得る、というのはでっけえ言い方をすれば「社会に貢献、そしてその責任」に対して発生する物なので、それと連動して「運用」の何たるかを学ばなければ、騙されてローン組まされたりなど巻きあげられる可能性も出てくる。
子供にお金の話なんて、という大人ももちろんいるでしょうけども、我が家は逆にお金の話をガスガスしていきましょう、という方針に切り替える事にしました。
- 週払い制はそのまま維持。ただし年齢×100円/週の最低額を設定する。
- お小遣いノートを配布。
毎週「お小遣い会議」を開催して財布内の金額と収支を記載する。親が確認の後、記載内容承認→お小遣い渡す。 - お小遣いアップを希望する場合、家庭内作業をどれだけ出来るかを考えて子供側から会議時にプレゼン。
プレゼン内容を協議して金額を決める。なお作業契約は週単位で更新可能。
この運用方法を始めて1ヶ月経ちますが「今、財布の中にいくらある?」という問いに即答出来るようになってきました。
次は長期的な運用、を教えるにあたってまずは「財布を二つに分ける」事にシフトしていく予定。
大きい金額の欲しいものが出てきた場合、貯める計画ってのを自分の頭で考えてほしいですしね。
学校で使う文房具とか必要な物も、お小遣いから自分の足で買いにいくように変更。
習い事もアルバイト出来る年齢になれば、自分で稼いで自分で行きなはれ、という方針にする予定。
結局は「身銭切らんと本気にならん」のが悲しいかな人間の性ですもの。
なんでも親が買いそろえてるのを続けてるのもイカンよね、って自分も反省しました。
この方法が良いか悪いかはいまんとこわかりません。
でも子供達がスムーズに社会に出て行けるか、そしてカモられる側にならずに生きていけるか、を見届ける責任が親にはありますから。