久しぶりにギターをがっつりと練習した。
家族が就寝したPM9時から弾き始めて、気づけばAM5:00。
指の皮はすでにめくれ上がり、全身は汗だくだったけども満足感で溢れていた。
ここ最近はステージ以外でここまでギターと向き合う事が
あまりなくて、自分の時間の作り方にふがいないものを感じていた。

よく考えればもうすぐギターを弾き始めて30年になろうとしてる。
フラフラしてばっかりだったここまでの人生だけども
これだけは長く続いてるので、恐らく好きなのだろう。
だからといって上手いかどうかは全く別の話なのだけれど(笑)

何気なくすっと押さえるテンションコード。
ほんの数年前まではテンションの意味すら知らなかった。
すごい人達の中で仕事として弾かせてもらいながら
そして、泣きそうになりながらやっとクリア出来るような場面に呼んでもらいながら
それをなんとかしなければならないと幾度もくぐり抜けてきたおかげ。

バンドという物は複数の人間が集まって音を出す。
共同作業の結果は、一番レベルの低い人間のレベルとしてみんなは認識する。
自分のレベルの低さは他の人達に迷惑をかける事になる。
評価がそのまま次の仕事につながる世界はどこでもこれは同じ事。

昨日もどれだけやっても弾けないフレーズがあった。
だけどもしかしたら今日は弾けるかも知れないと自分を信じて
今日もギターを手にしてそのフレーズに挑む。

願うことはただひとつ。

「昨日の自分より今日は少しでもマシになってますように」

それを繰り返してもうすぐ30年も経つんだな。
あの時、楽器屋の前で中古のアコースティックギターを眺めてた13歳の自分は
恐らく30年経ってもこうしてギターを触ってるなんて思わんかっただろうな。

あの頃見た夢にはまだ続きがある、という想いも
流れていく暮らしの中で忘れそうになる自分がいるけども
こういう時間を簡単に作れるような状況を作り出さないといけない。

自分で決めた目標まであと2年。日々を大事に過ごしていこう。