9/13の胆嚢摘出術以来、何を食べてもいいのですけども
あの疝痛発作のトラウマもあって、意識的に脂物を避ける日々が続いています。
すべての発端となったスペイン料理のレシピ本は、いまや本棚の中に。
浮かれて買った1リットル瓶のオリーブオイルは棚の奥に鎮座。

大根1本、大鍋で煮込んではそれをおかずにメシを食らう毎日です。
先週ですかね確か。ラーメン屋にも行ってみたんですけども
「オレ、なんでこんなのをうまいうまいと食ってたんだろう?」と
疑問に思いながら、残しちゃまずいよなと平らげて帰って来ました。

その代わりにうどんがうまい。
最近、あちこちに出来たさぬきうどんのチェーン店は根こそぎ行きました。
固いうどんもやらかいうどんもどちらもオールオッケイ。
おそらく近いうちに中力粉と麺棒をAmazonで購入するかの勢いです。

やっぱり40を超えたせいで味覚が変わったんですかねえ。
ついついファミチキとかLチキを買ってしまって、「あ。今日3個目だ」とか言ってたのが
ほんの三ヶ月前と考えると、やっぱりそれなりに大きい病気やったのかもしれません。

さて、先日。
茨木市役所に行った帰りにブラブラと阪急茨木駅の方に散歩していると
目に入ったのがこのラーメン屋。

Screenshot of www.zeroichi.jp

URLは「ゼロイチ」ですが、やっぱり「ゼロワン」でしょう。
すぐにキカイダー01が浮かんでしまうのが悲しき40代。

阪急茨木付近はここ最近までラーメン屋の新店舗出店ラッシュが続いており
車で通りかかる度に「あ、ここにもラーメン屋あるわ」とか思ってました。
しかもけっこう行列とか出来てたりするんですわこれが。

そして「つけ麺」という食べ物。
手術前の週5ラーメンオールオッケイ状態の自分は
「は?つけ麺?何を言うとんねん。スープと麺が一緒やから熱いまま食えるんやんけ」と
その存在自体を小馬鹿にしつつ、ブームに乗っかりまくる民衆を
鼻で笑っていたのですけども、うどんばっかり食ってる昨今、
「麺」というものに対しての見方が変わってしまってました。

「つけ麺・・・・・かあ。いっぺん食うてみよ」

と、このお店に吸い込まれるように入店。
向かいには「つけ麺マン」という、なんかもうお前ら店名のセンスどないなっとんねんという
わけのわからん地域ではありますが、今回はキカイダーをチョイス。

 で、オーダーしたのがこの「ガッツ系つけ麺」。
このネーミングセンスについていくのも、多少の違和感があったのですけども、もうひとつは「節系」というどう読んでいいかわからんシロモノだったんで、とりあえず「ガッツ」にしとくぜOK牧場、という感じでした。

太麺のせいか、けっこう出てくるまでに時間がかかりましたけども、食べてみるとこれが悪くないどころか全然いけますやん!というカルチャーショック状態。

ラーメン食べてる時って麺の質とかってけっこう二の次で
スープがうまいかどうか、というのをまずチェックしてしまいますけども
この形態だと麺の質がまずチェック対象になる事に、食べてみて初めて気づきました。

そうか、これをラーメンと同じ目線で見ていたオレが間違いだったのか。
ざるそばとかざるうどんと同じジャンルに位置するのは、ぱっと見てわかるはずなのに。
程よい温度でズルズルと麺を味わう事が出来る、という事は
最近の自分の状態には、なんとも最適な食べ物だったというオチやったわけですよ。

疝痛発作のトラウマが残る今ではもちろん、チャーシューも煮玉子もなしで
麺を中心で食べるのが自分にとって非常にベストな食べ方。
ほんの少し前までは絶対に一緒に食べてたごはんも、今はなしでいいですし。

なのでちょいとつけ麺にハマってしまうかも知れません。
やっぱりなんでも試してみないとダメって事ですねw

さ、次は向かいの「つけ麺マン」にしてみようかな。