ハナモゲラボ / 試行錯誤の実験人生

日々、PCや各種デバイス、楽器等に翻弄されながら電脳の森をさまよう男の日常と様々な実験をさらりと記しております。

伝達 ― 下の世代に繋げるためにも学習はずっと続くのだ

September 07 2020

世間ではよく「生涯学習だ!」とか「死ぬまで勉強」と言いますわね。
日本語の悪いとこ、というか気合いが先に来るカミカゼ精神といいますか、この「背負わなければならない」感というんですかね。
こういう言い方はなんというか、センスがねえなあと僕個人は思うわけです。
あの名コピーといわれる「No Music, No Life」ってのも自分は大っ嫌いです。
なんでしょうかその否定語から始まって、2度繰り返してまで一生背負わなきゃならない感は。
「ウサギ跳びで校庭一周」とか「一億総玉砕」とかと同じ香りがプンプンしますぞ。

Good Music , Good Life」の方がええやん、って個人的には思ってます。
たった一言で感じがエーライ変わるもんです言葉という物は。

この「生涯学習」とか「死ぬまで勉強」もガンジーが残した
Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever.
「明日死ぬかのように生き、永遠に生きるかのように学びなさい」というのがええセンスやのうと。

この言葉も昔から個人として大事やね、と思ってたのですが、ここ最近はそれを「下の世代に繋げるため」なんやなというのをだんだん実感してきています。
子供達もそれぞれ小学校という小さな社会に出て、毎日なんらかの出来事があって家に戻ってくるわけですから、果たして自分は子供達に何を残して死ねるんやろかと思うのですな。

最近、これを一番感じた出来事がありまして。
ある子供に聞いたのが「魚を食べた事がない。家で魚は食事に出てきた事がない」と。
え、なんで?と聞いてみると「(調理担当の)お母さんが魚を触れないし食べないから」と言う。
さかなクンさんが聞いたらびっくりですわきっと。

個人の好き嫌い(もちろん他にも深い事情があるかもですが)という物で、簡単に文化の伝達は遮断されるんやなと。
その子達が大人になって、魚好きなパートナーと出会ってまた復活するやも知れませんが、なんかそれはもったいない気がするんですな。

自分も小さな頃に車の中でえび満月食べてたら車酔いして吐いた事があり、それはもうトラウマ級の思い出となってましてね(笑)
いまだに車の芳香剤の香りとあのえび満月の香りが合わさると見事にフラッシュバック出来ますもの。
って、わけで我が家の子供達はきっと今までえび満月は食べた事ないですわ。
でもそれじゃアカンな、と。
自分はゲロゲロ吐きながらでも、子供達には笑顔でえび満月を出さないと文化伝達の遮断になりますし(笑)

テストの点数では計れない物、それは「頭の回転の速さ」「生きていく知恵」。
そしてこれがあるととりあえずは何をしてでも生きる事は出来るはず、という自負があります。
たった49年の経験でしかありませんが。

苦手やなーと思う事もこれから貪欲に学んでいくと、それを幅広く子供達に伝える事が出来るはず。
資産運用とかおいおいお前どないしてん?と言われそうな事とかもきっと損はしないはず(笑)
「これがフリジアン、ミクソリディアン・・・・」「で、次はチロリアンですか?」とボケて許される年代ではなくなってきたゾって事ですかな。

そうなると毎日やることいっぱいじゃあどないしよ、となってガンジーの言葉をもう一度口にします。

「明日死ぬかのように生き、永遠に生きるかのように学びなさい」

そやね、って腑に落ちる今日この頃なのです。

山上 ― 変わらぬその佇まい、須磨浦山上遊園に行ってきました

August 30 2020

スペースジオンのライブ終わりで帰宅、寝たのが朝5時ぐらい。
本日は日曜って事で夏の最後のお出かけを予定してたので、眠気を振り払って8時半に無理矢理起きる。

名神~阪神高速乗り継いで向かったのは須磨浦山上遊園。
海と山、移動せずに同時に堪能出来るスポットなあ、と思い出したのがここでした。

山陽電鉄、須磨浦公園駅を降りたらすぐにロープウェイ乗り場があるこのロケーション。
そして、ここを振り返ると・・・

そこはすぐ海。

山上遊園に行くには徒歩でもハイキングコースを通って行くことも可能ですがそれなりにキツい。
ロープウェイ、そして人間用ベルトコンベアみたいな「カーレーター」という乗り物で向かう。

これがまたそれなりに揺れるんだな・・・・長男はゲラゲラ笑ってましたが(笑)

カーレーターを降りるとそこには展望台、そして今ではすっかり少なくなった回転展望閣があります。

この凄まじい程のレトロ感!オープンは1959年らしいですがその時からほぼ施設は変わってないそうです。

1Fのフリースペース、そして2Fのゲームコーナーはコロナ禍の為に閉鎖中。
しかし、なぜか1Fの入り口にはレコード式のジュークボックスが。

誰が入れたか知らないがこの時、森進一の「冬のリヴィエラ」が流れていました(笑)
真夏やっちゅうねん。
ざっと収録曲を見ると本田美奈子の「1986年のマリリン」があったので、8cmCDシングルが発売された1988年までの最新曲がここに入ってるって事なんでしょう(笑)

ちょうど昼飯時なんで、ここで食事でもするかあと。フォントが時代を感じる・・・・

ゆっくりと360度回転するのでなんか不思議な感じ
今、日本国内ではここを含めて7箇所しか回転レストランは稼働してないそうです。

このカウンターで注文します。

自分がチョイスしたのは「ドライカレー」。ドライカレーってのもなかなか見かけないメニューになりましたね。
あと、緑のクリームソーダがありゃ完璧やな、思いましたがメロンソーダしかありませんでした。

そして、この展望閣は屋上に上がることが出来ます。

この絶景!天気が良かったせいもありますが良い眺めが見れました。

ここを出てすぐに「観光リフト」があります。

もう全てのフォントが愛おしい。。

これに乗ると途中に「摂津国」と「播磨国」の国境を越える、という小さなイベントがあります。

この先にはサイクルモノレールや電動ミニカー、バーベキュー施設などがありました。
そして六甲山縦断ハイキングコースも設置されており、旗振茶屋という茶屋もあります。

茶屋の前からの風景。
ちなみにこの先にはあの源平合戦の古戦場「一ノ谷の戦い」の記念碑があるらしいのですが見つけられず。
源義経の軍団はここから馬に乗って駆け下りたそうですが、実際に下を見てみると絶対無理やとしか・・・

ここでしばし休憩した後はそのまままっすぐリフト→カーレーター→ロープウェイで下山。
なんせ暑すぎたもんで体力が。

ロープウェイ山上駅で見かけた若い女の子2人組は「暑すぎて無理」と全部入りのチケット買ってたにも関わらず、そのままロープウェイで下山してました(笑)
その2人組と同時に我々も下山。そのままどこにも寄らずまっすぐ帰宅しました。

そういえば・・・ここには何年ぶりに来たんだろね。
うっすらと覚えてるのは山上の展望閣1Fロビーのテレビで高校サッカーを見た覚えがある事。
・・・と言うことは冬。しかも1月ですな。

国見高校と市立舟橋、だった気がする。

2003年1月13日、か。そうそう平山とかカレン・ロバートいたいた。
この大会の2年前ぐらいかな。大久保と松橋のコンビのスピードが驚異的だったのも覚えてる。
はて?どっちの大会をここで見たんだろう??

なんにせよ20年近く、ここを訪れてなかったわけだ。
その間、変わらずここにそのまま存在してくれてた事に感謝。
ここはなくなって欲しくないので、また足を運ぼうと思います。

映像 ― 4Kリマスター版「東京裁判」を見て

August 28 2020

ここ最近、ライブ配信というものに手を出しているせいか映像について色々と学ぶ事が多くなっている。
考えてみると日本でテレビ放送が始まったのは1953年。カラー放送は1960年。
物心ついた頃の我が家のテレビは白黒でした。
カラーテレビを購入後、その白黒テレビは自分の物となりPC-6001(パソコン)を繋いだりして使っていたもんです。
その後、SHARP X1(パソコン)を購入して、ようやく自分の部屋にカラーテレビが。
成長と共にビデオデッキも必要(ちょうどアダルトビデオ黎明期)となり、家を出て一人暮らし。
真四角だったテレビはワイド画面になり、そしてブラウン管から液晶テレビへ。

このように映像機器の発達と共に成長してきた、といっても過言ではありません。

「すげえ!こんなディスクに映像が?」とDVDで喜んでいたのも覚えていますな。
720×480の映像をうっとりする様な目で「きれいやなー」と眺めていたもんです。
ビデオみたいにトラッキングノイズもあらへんしね(笑)

それは今ではBlu-rayで1920×1080(フルHD)ですからな。
人間、一度クオリティを上げたのを見てしまうともう前の世代の画質には満足出来ない。
たくさん買った映画や音楽モンのお気に入りDVDも、出来る事ならリマスターされたもので見たいわけです。
アップコンバートされるとはいえ、所詮それは「きれいに見せる為のまやかし」みたいなもん。
無理矢理機械的に拡大されたものじゃあやっぱりね。

出来る事ならライブ配信も「大画面で見て堪えうるクオリティ」を目指したいなと思い試行錯誤中なのですな。

そんな矢先、訪問先で「昨日これを映画館で見て来たんです」と渡されたのが
1983年公開の「東京裁判」の4Kリマスター版のパンフレット。

「東京裁判」はそれこそ過去VHSビデオの時代から何度も何度も見返したドキュメンタリー。
2004年にDVD化された時もすぐに購入しました。
この4Kリマスター版は昨年公開されて、すでにソフト化して発売されているそうで。

DVDとBlu-rayの2つが出ていましたが、もちろんBlu-ray版を購入。

4時間37分という見るには気合のいる映画ではありますが、現代史を学ぶ前には必ず目を通しておくのが良い名作。
この映画を見る前に児島襄氏が書いた「東京裁判」の上下巻を読んだ方が流れがわかりやすいので良いかもしれません。

裁判の経緯と共になぜ日本が戦争に突入していったかを淡々と映像で見る事が出来るのがこの作品の良いところ。
ただ、やっぱり昔に見た時はオールモノクロなので、いまいち他人事みたいな感じがしてたのは事実。
モノクロの写真や映像はやっぱり「昔の出来事」という先入観を持ってしまうのは仕方ありませんわね。

この4Kリマスター版の予告動画がYoutubeにアップされています。

最新リマスター技術の凄まじさを感じずにはいられない4時間37分でした。
カラーやモノクロという形ではなく、我々が臨場感を覚えるのは「解像度」なのだという事を理解出来た気がします。

そういえば2016年の年末にNHKが放送した全4話のドラマ「東京裁判」に、当時のフィルムをリマスター、そしてカラー化した映像が使われていました。

今回の映画「東京裁判」も予算と時間さえあればオールカラーにする事もきっと出来たんでしょうね。
NHKはこの8月には太平洋戦争関連の特番が多いですが、その中でも様々な歴史的映像をカラー化して挿入しています。

先月、出版された「AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争」という本も購入しましたが、この本も圧巻でした。

我々が今、立っている世界というのは様々な出来事を経て成り立っています。
白黒映像でしか残っていないので、意識としては昔の出来事、他人事と分断されてしまいがちですが
当時の人はもちろん総天然色でその光景を見ているわけですから。

こういう作業にはお金と時間がかかるのはわかってますが、後世にリアルに伝える為にも継続して欲しいもんです。
NHKの「映像の世紀」も2016年にデジタルリマスターされてるらしいしBlu-ray版買おうかなと思ってます。

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